ガールスカウト浜松市協議会とNPO法人浜松男女共同参画推進協会共催の、WANジュニアプロジェクト企画オンラインイベント『十代の女の子たちへ 上野さんと話そう!』は2022年1月4日に無事終了しました。

計画・実施をしました浜松開催メンバーよりアクションコメントが届きましたのでご紹介します!
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昨年夏に申し込みをした後、開催を迎えるまでジュニアプロジェクトの皆さまはじめ、様々な方のご支援をいただきましたこと感謝申し上げます。

今回はイベント当日のことについて報告します。

秋に開催した読書会は【ジュニアプロジェクト「女の子はどう生きるか 教えて、上野先生!」読書会浜松あいホール開催報告】にて、報告していますのでぜひご覧いただけたらと思います。

当日は小学5年生から大学4年生までの12人がオンライン上で集まりました。
大学生Mさんが進行役となり、上野さんとのトークセッションが進んでいきました。女の子たちはかなり緊張していましたが、上野さんがうまく彼女たちの本音を引き出していただいたように思います。

色々な質問がありましたが、その中で共通したのは、「自分の嫌なことを嫌といえない」ことがあるということでした。
上野さんからのアドバイス、既にその壁を乗り越えたお姉さんたちの経験談や励ましの言葉もありました。

「友人に嫌といえなければ、好きになった人や彼には嫌とはいえないよね」という女の子もいて、話していくうちに様々な問題に気づくことになったようです。

最後には本をもって上野さんと写真撮影をしました。
当日の様子は静岡新聞にも掲載してもらい、大きな反響がありました。
▼掲載された記事
https://www.at-s.com/sp/news/article/shizuoka/1012279.html?fbclid=IwAR2lGt-iTfdaCOGcXnTn-VWBRc-zhCoPDQVWRQtbD2GFoV9LsbzuH6OeWPw


終了後の感想としても、

・学校でも家庭でも社会でも、どこに行ってもジェンダーの問題はあるのだなあと思いました。また、今回出されたほとんど全ての問題が、自分が嫌なことを人に嫌だと言えるかということに繋がっていたので、声を上げることはとても大切であると改めて気づきました。(高校1年生)

・私が「納得したこと」に対して、上野さんは本当に納得できることなのかと聞いてくださいました。そこで自分では気づけなかった問題に気づくことが出来ました。(高校3年生)

・当たり前のことではあるけれど、ジェンダーの問題を解決するためには自分の行動をまず考えなければならないということを改めて感じました。ジェンダー平等と言いながらそれ相応の行いができていたかどうか、自分自身を見直す機会になりました。(大学4年生)

このような感想が寄せられました。
感想にもそれぞれに発見!があったようでうれしく思っています。

ガールスカウト浜松市協議会は、以前からジェンダーに関する活動をしており、ジェンダーに関する勉強会や自分たちでジェンダーに関するパネル展示を作るなど、意識が高く、WAN会員の私が声をかけた時にも即やります!とお返事をいただきました。女の子と常に一緒に活動している中での課題感などが大人側にあったのだと思います。

今回、一緒に運営をしたガールスカウト浜松市協議会の山本尚美さんからは開催後に以下のコメントをいただきました。
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その節はありがとうございました。
お話をいただいた時には、うれしくて大人のほうがみんな舞い上がってしまいました。
夏のキャンプで中高生に集まってもらったときには上野千鶴子さんについて話題にするため、家じゅうの上野先生の本を持参し、スカウト(子どもたち)たちに話をしました。
上野さんの今回の課題本(女の子はどう生きるのか)も買って読むように渡しました。
キャンプに参加した3人が上野さんとのオンラインイベントに参加しました。
当初は中学生以上を予定していましたが、小学生のお母さんからも参加したいという希望があったので、10歳以上の小学生たちに声をかけると他のお母様方も興味を示し、小学5年生からの参加になりました。
上野先生が小学生からの参加を受け入れてくださり本当に感謝です。
「読書会」の提案で、本を読んで集まってくれました。
大人のサポートも重要ですが、「読書会」をして上野先生とトークセッションしたということに自信を持ち、ひとりひとり成長したように思います。
学年の違う集まりでしたので大学生には物足りなさも感じたことでしょう
上手に上野先生のご助言でおねえさんのアドバイスが聞け、とても良かったと思います。
周りで大人は、上野先生の言われたことが理解できているかしらなどいろいろ心配の声もありましたが、それなりに理解し、ガールスカウトを中学生になっても続けようと継続するようです。
今後が楽しみだと思います。本当にありがとうございました。

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大人たちも気づきが多くあった時間でした。
これからも彼女たちを見守っていきたいと思います。
以上です。

ジュニアプロジェクト「女の子はどう生きるか 教えて、上野先生!」読書会浜松あいホール 開催報告」