この度、やっと帰国が叶うことなりました。コロナ禍、ずっとハンガリーに留まっておりましたので、帰国は実に2年半ぶり、心待ちにしているところです。

 ハンガリーも、当初は厳しいコロナ禍を過ごしておりましたが、早くからワクチン接種が行き届き、多くの接種会場が設置され、外国人居住者も分け隔てなく希望のワクチンを受けられます。アジア人差別に心を痛めながら、一方でワクチン対応には、ありがたさでいっぱいです。すでにマスク不要が定着しています。

 コロナに加えて戦争が始まってしまいました。ウクライナと国境を接しているハンガリーは、すでに70万人弱の避難民を受け入れています(6月2日現在)。早速、寄付の団体を立ち上げ、食事のボランティア等に心を尽くしている友人や、数多くの市民が衣類や食料の寄付にも尽力しています。

 戦争勃発当初は、デモも頻繁にありました。ロシア大使館前では、プーチン大統領への非難の意味合いで、大きなデモと、大使館最寄地下鉄の駅名が急遽「ウクライナ」に変わりました。(写真参照 現在では、元の駅名に戻っています。)




 これは、ドナウ川の遊覧船です。運行が再開された日にちょうど通りかかり、当時は知床での惨劇が起こった頃で、故郷を思いながら撮りました。


 そして、WAN後援による東京でのオンライン併用コンサートと、北海道旭川でのコンサートのご案内です。

 「陽の当たらなかった女性作曲家たち」第5回。
 コロナ禍でも、更なる女性作曲家についてのリサーチを重ねており、この度のプログラムにも初めての作曲家たちの作品を入れています。

 東京公演オンライン配信は、以下のリンクからお申込みを承っております。
https://eplus.jp/sf/detail/3636750001

 東京:7月8日(金)、旭川7月30日(土) 以下のチラシをご参照ください。

 多くの皆さまのご参加をお待ちして、何卒よろしくお願いします。