音楽
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エルス・シュミッツ・ゴーア(陽の当たらなかった女性作曲家たち Ⅳ-8) 石本裕子
2023.09.15 Fri
シリーズIV 第8回はエルス・シュミッツ-ゴーア(Else Schmitz-Gohr) をお送りします。1901年にドイツのケルンに生まれ、同地で1987年に亡くなりました。姉妹にはバイオリニストで歌手だったRia、叔父には高名な指揮者のアルトゥール・ニキシュ(Arthur Nikisc、 1855-1892)がいました。 ケルンの…
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ジェシカ・チョー(陽の当たらなかった女性作曲家たちⅣ-7)石本裕子
2023.07.15 Sat
今月は中国系マレーシア人作曲家、ジェシカ・チョー(Jessica Cho、朱嘉宝 )をお送りします。1987年マレーシアの首都クアラルンプールで生まれ、現在マレーシアを拠点に活動しています。エッセイシリーズ初の東南アジア出身、今年36歳の気鋭の作曲家です。 両親は彼女が10歳の頃から「フィッシュボール入り温麺」の専門店を経営し、傍ら…
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エマホイ・ツェゲ=マリアム・ゴブルー(陽の当たらなかった女性作曲家たちⅣ-6) 石本裕子
2023.06.15 Thu
エッセイシリーズIV-第6回はエマホイ・ツェゲ=マリアム・ゴブルー(Emahoy Tsegué-Maryam Guèbrou )をお送りします。1923年エチオピアのアディスアベバに生まれ、今年2023年3月に、99歳でイスラエルのエルサレムで亡くなりました。 アディスアベバで名を馳せた上流階級の家に生まれ、父親はエチオピア北部のゴ…
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ザーラ・レーヴィナ(陽の当たらなかった女性作曲家たち・Ⅳ-5) 石本裕子
2023.05.15 Mon
エッセイシリーズIV–第5回はザーラ・レ-ヴィナ(Zara・Levina) をお送りします。1906年ソヴィエト連邦時代のシンフェローポリ(Simferopol)で生まれ、1976年モスクワで亡くなりました。生誕地はクリミア半島南部、現在はウクライナに位置するクリミア第2の都市です。シリーズIIー2のタチアナ・ニコラエ-ワは、やはりソビ…
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マリアンナ・マルティネス(陽の当たらなかった女性作曲家たち・Ⅳ-4)石本裕子
2023.04.15 Sat
エッセイシリーズIV-第4回は マリアンナ・マルティネス(Marianna Martinez) をお送りします。1744年、オーストリアはウィーンに生まれ、1812年同地で亡くなりました。ハイドンやモーツァルトと同じ時代を生きた作曲家です。 彼女のスペイン系の苗字は、17世紀にイタリアのナポリで従軍した父方の祖父から来ており、父親・…
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<会員プレゼント>音楽劇『少女の魂は謳う:ますら女(め)たち――それぞれの旅路』チケット 投稿◆渡邉嘉子(歌手名YOSHIKO)
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ナディア・ブーランジェ(陽の当たらなかった女性作曲家たち・Ⅳ-3)石本裕子
2023.03.15 Wed
今月はフランス人のナディア・ブーランジェ(Nadia Boulanger )をお送りします。作曲家、指揮者、とりわけ教育者としての彼女は、後年、世界的な名声を得た弟子を多数輩出しました。このエッセイでは、早くに筆は折ってしまったけれども、実は素晴らしい作品を残した「作曲家」としての部分に陽を当ててお送りしたいと思います。 1887年…
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アリシア・テルジアン(陽の当たらなかった女性作曲家たち・Ⅳ-2) 石本裕子
2023.02.15 Wed
第4シリーズ第2回は、アリシア・テルジアン(Alicia Terzian )をお送りします。1934年にアルゼンチンのコルドバで生まれたアルメニア系アルゼンチン人です、89歳の現在も彼の地でお元気にいらっしゃり、作曲家、オーケストラの指揮者、音楽学者、母校の指導者として活躍してきました。 ブエノスアイレスの国立音楽学校で作曲を学び、…
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「ふるさと」は大嫌い(やはり気になることば・84) 遠藤織枝
2023.02.01 Wed
すでに何度か寿岳章子さんのことを書いていますが、まだまだ言いたいことはたくさんあります。きょうは寿岳さんが「ふるさと」の歌を「あれは男の歌や、大嫌いや」と言っておられたことをご紹介しながら、どうして「大嫌い」とまで言われたかを考えたいと思います。 「兎追いしかの山」で始まる「ふるさと」の歌は、大きな災害があったとき、その地方の人々を…
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