
華やかに見える元米国ファーストレディも、孤独や不安に悩むことがあります。
黒人で女性という二重のマイノリティ性を背負い、労働階級で育ったミシェル。
障害を持つ父と暮らした幼年期、パンデミックで孤立したとき、暴力や戦争の理不尽を目の当たりにしたとき。ストレスと不安に満ちた世界で複雑すぎる問題に出くわしたとき、どうやって乗りこえて、自信を取り戻してきた?
どんなにつらい時でも、自分の強みを育て、自分の個性的な輝きを見つけることをミシェルは説きます。
58年、ミシェルは不安を抱え生きてきました。不安を受け入れる練習を、繰り返してきたのです。
「自分なんてどうでもいい存在」「だれも自分のことなんて見ていない」と思ったことはありませんか?
子どものころ、背が高いミシェルはしょっちゅう自分が場ちがいだと感じていました。周りからどう見られているかが気になって、その場に合わせようと無理をしつづけてきたのです。
夫から大統領選に出馬したいと聞かされた時、政治の世界が嫌いなミシェルは、怖じ気づきました。大統領選挙の際には、世間から「キレやすい黒人女性」と攻撃されます。そしてホワイトハウスにいても、アウトサイダーである感覚は簡単には消えない、とミシェルは言います。
様々な逆境の中でも、ミシェルはGo High、気高く生きることを訴えます。
人が押し付けてくるイメージではなく、自分がこうあるべきと信じる生き方を選ぶ。
希望を語るのが難しい時代でも、人は「あなたがあなたでいてくれてうれしい」、と伝えていかなければならない、と。
変化を強いられる現代、読者とともに考えたいのは、「私たちがどんな世界で生きたいか」ということ。
深刻な分断の中でも、力強く明るくメッセージを発し続けるミシェルの姿に、内外から共感の声が集まり、作家の桐野夏生さんは、「現代人必読の書」と推薦を寄せています。
◆書誌データ
書名 :心に、光を。不確実な時代を生き抜く
著者 :ミシェル・オバマ(著)、山田文(訳)
頁数 :360ページ
刊行日:2023/9/21
出版社:株式会社KADOKAWA
定価 :2,640円(税込)
特設サイト
https://kadobun.jp/special/michelle-obama/the-light-we-carry/
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