日本スポーツとジェンダー学会第23回大会のご案内です。詳細はhttps://jssgs.org/archives/5324をご確認ください。

大会テーマ:スポーツの場における”性の多様性”の保障について考える

現在、国内外を問わずトランスジェンダーの社会生活やトランスジェンダー・アスリートの競技会参加を制約する動きが起こっています。国際オリンピック委員会が「排除がない」ことを原則としながらもこの対応を実質的に各国際競技団体に一任したことによって、いくつかの競技において制約・排除の動きが生じています。しかしこうした事態は、一般社会におけるトランスフォビアの助長や、公平性という名のもとの“スポーツ界の特権化”に繋がりかねません。東京2020の開催を契機に日本社会においても多様性や包摂という言葉が使われるようになりましたが、トランスジェンダー・アスリートの排除はスポーツが一般社会の変化に負の影響をもたらす一つの事例になることが危惧されます。

第23回大会ではスポーツ界におけるトランスジェンダー・アスリートをめぐる諸課題や権利保障の検討を出発点とし、トップレベルの問題に留まらずローカルレベルや学校体育といった実践の場面、さらにはアスリートを中心としつつもその対象を周辺にいる人々へと広げて検討します。それによって“性の多様性”の保障に向けてスポーツ界がどのようにあるべきか、何ができるのかについて探ります。

<大会概要>
1.日程 2024年7月6日(土)~ 7月7日(日)
2.形式 ハイブリット形式(対面/Zoomによるオンライン配信)
対面会場:国士舘大学世田谷キャンパス 34号館 〒154-8515 東京都世田谷区世田谷4-28-1
(小田急線梅ヶ丘駅下車 徒歩9分、東急世田谷線松陰神社前駅または世田谷駅下車 徒歩6分)
3.主催 日本スポーツとジェンダー学会
4.大会テーマ:スポーツの場における”性の多様性”の保障について考える
5.プログラム:詳細は添付の実施要項、または学会HPをご覧ください。
 1日目 基調講演、シンポジウム、情報交換会(会費4,000円;学生2,000円)
 2日目 一般発表、実行委員会企画
6.参加費:(対面参加/オンライン参加どちらも一律の金額です)
・事前振込(6月29日(土)まで)
会員:4,000円/非会員:5,000円/学生:2,000円(会員・非会員問わず)
・当日参加費
会員・非会員:5,000円/学生:2000円
7.申込期限:
参加申込/参加費振込:5月7日(火)~6月29日(土)
一般発表申込:6月15日(土)まで
8. 大会申し込み 日本スポーツとジェンダー学会ウェブサイトから
https://jssgs.org/congressofthisyear-notice-2-2
9.その他
・プログラム、その他の詳細は、第23回大会要項をご覧ください。
・問い合わせ先 第23回大会実行委員会事務局 congress_info@jssgs.org
以上

日本スポーツとジェンダー学会広報担当 井谷惠子