https://readyfor.jp/projects/femship3から転載します。
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-お金は心配せずに、まずは私たちに繋がってください-
医療や法の支援を必要とする女性たちに
一般財団法人 日本女性財団代表の対馬ルリ子です。
私たちフェムシップドクターズは、コロナ禍の2020年夏に困っている女性を助けようと活動を始めました。DV、貧困、性暴力、がん、不妊、セクハラ、望まない妊娠など、女性にはたくさんの健康課題があります。これらは互いに絡まりあって、女性を苦しめています。経済格差、教育格差、医療アクセスの困難性なども、女性には大きな壁となっています。
財団は、すべての女性が健康で生きやすく活躍できる社会を目指して、医療・福祉・政治・経済が連携し、女性を包括的に支援する活動をしています。困っている人を支援することは、すべての人々の健康と幸福につながるからです。
どうか、ドクターズの医療支援、フェムシップロイヤーズ(児童と若年女性の問題に特化した弁護士)の相談支援を、困難をかかえる女性たちにプレゼントしてください。このハードルを乗り越えたら、きっと明るい未来が開けると信じています。
これまで第1回、第2回のクラウドファンディングのご支援や助成事業により、未成年含め1,184名の女性たちの医療支援を実施しました。
第2回(2022年)のクラウドファンディングによる皆様からのご支援は、女性たちを救済する医療支援のために使用させて頂きました。具体的には、望まない妊娠の中絶や避妊に関わる費用、性的搾取な環境での性感染症の治療、シェルターや適切な支援団体との連携、一時避難の宿泊や着替えなどです。
そして今回のクラウドファンディングでは、一刻も早く医療や法のサポートを必要とする女性たちを支援するため、「医療支援を継続し、弁護士の増員や支援窓口の運営のための300万円」を目標に挑戦します。
各地で困窮する女性たちを救う、フェムシップドクターズ
当財団でフェムシップドクターズを推進していただいている高宮城先生からも現場でのご活動をご紹介いただきます。
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フェムシップドクターズの髙宮城 直子です。
私は現在、沖縄県で婦人科医として業務する中、フェムシップドクターズとして、女性達の抱える問題を支援団体・行政などと連携して解決できるように活動しております。
解決した後も想いを込めた手紙を寄せていただけたことや気持ちを表現していただけたことが何より嬉しく、一人の女性の救いになれたことがフェムシップドクターとして非常に喜ばしい瞬間でもあります。
産婦人科からは「社会」が見えます。
外部団体とのつながりの中で、さまざまな支援活動を行っています。
産婦人科は、お産を主に扱っていると思われがちですが、月経関連、出産・子育て、更年期など、女性の一生に関わっています。そして、日々、DV、性暴力、性的虐待の被害者、性病、産後うつ、更年期障害など、さまざまな体調不良を抱えた女性と接しています。
その中でも、生活保護申請が出来ない困窮状況の中で、体調不良を抱えている人が、DVシェルターからの紹介で来院したり、妊娠が分かっていても、妊婦健診(公費負担)が始まるまでは有料(自費)であるため、妊娠の初診がなかなかできないでいる方が支援団体の紹介で受診され、日本女性財団の支援を受けられる事例もあります。
特に、若年妊娠は、相談する相手もなく、病院へ行くタイミングもわからないまま、出産になることで、その後の生活困窮、子どもの虐待に繋がる要素となる可能性があり、特に周囲の手厚い支援が必要です。
現在は、それぞれの環境の中で困った状況を抱えてしまった人に対して、私が提供できる医療の手を離れた後も、安心して委ねられる団体と繋がりを持って活動できています。この連携こそが日本女性財団のフェムシップドクターだからできることです。
助産師、看護師、薬剤師など国家資格を持つ医療従事者も活動開始
これまで2021年、2022年と、特に経済的に困窮する女性への医療支援をするため、クラウドファンディングを通じて費用を募らせていただきました。この期間、2022年に、独立行政法人福祉医療機構の助成事業を受託できたことで、検診検査などの費用については助成金で賄うことができました。
そして、ドクターも増員し、これまでに助成金で316件、クラウドファンディングで866件、計1,182件の支援活動を行うことができましたが、対応件数に表れている通り、助成金では支援できない項目があり、そのニーズが高いことが実情です。
また、ドクター増員に伴い活動地域が拡がったことで、地域の事務局が必要となり、それらをまとめる本部事務局費用もかさんできました。地域では協賛金を募り、本部でも会員寄附を募っていますが、活動拡大に伴い、いよいよ活動資金が不足しています。
日本全国の困っている女性たちが、女性の健康課題を理解している「フェムシップドクター」の医療支援を受けられるようになるためには、まだまだ人員は不足しています。今期より、新しく参画した「フェムシップドクターズ(助産師、看護師、薬剤師など国家資格を持つ医療従事者)」の活動も始まります。
被害者の対応は医学教育や学会では教わりません
実は、医師なら誰でも被害者対応が出来るものではありません。医学教育や学会では、被害者対応は教わらないためです。
フェムシップドクターズの活動は、SOSが突然やってきます。その際に、知識を持って二次被害を防ぎ、より繊細に対応できるよう、「フェムシップドクターズ養成講座」が始まりました。
また、活動の中には、弁護士が必要となるケースがあります。弁護士も医師と同様に、弁護士の資格を持っていれば誰でも、児童や若年女性の対応やDV被害の対応に理解があるわけではありません。
そこで、「フェムシップ」に賛同する弁護士、「フェムシップロイヤー」を増やす活動も動き始めています。
女性特有の生涯の健康課題解決と、正しい健康知識を広めるためには、日本女性財団は歩みを止めるわけにはいきません。そのため、今回3回目となるクラウドファンディングに挑戦します。
どうか皆様のお力を賜りたく、ご支援のほどよろしくお願いいたします。
支援金の使途内訳、フェムシップドクターズのこれまでの活動などはhttps://readyfor.jp/projects/femship3をご覧ください。
プレスリリース:
https://newsrelea.se/wZpER3
READYFORクラウドファンディングサイト:
https://readyfor.jp/projects/femship3