
<女性プロデューサーによる番組> 放送100年関連特番「ずっと親子のそばで ~子育て番組の65年~」
放送:3月26日(水)【Eテレ】よる10:00~10:59
【内容】NHKが放送開始100年となることを記念して放送する特別番組。教育テレビが開局した1959年から今日までずっと、途切れることなく放送を続けてきた「子育て番組」を通して、日本の子育ての変遷を見つめます。
NHK教育テレビが開局したのは、終戦で学校が変わり、平和と民主主義を掲げた新しい教育に国民が希望を託していた時代のことでした。教育テレビは開局をしたその日に「母親から教師から」を放送。近所の家に母親たちが集まって番組を視聴し、子どものしつけや教育について熱心に考える姿が映像に残っています。
それから65年、日本の子育てが歩んできた道を母性研究の第一人者でもある恵泉女学園大学学長の大日向雅美さんとともに振り返ります。
1960年代の高度経済成長を背景に性別役割分業が強化された時代、そして母親に子育ての責任が重くのしかかってきた1970年代は「育児ノイローゼ」「教育ママ」といった言葉が流行り、育児ストレスが非常に高まった時代でした。そんななかで起きたコインロッカーベビー事件は大日向雅美さんが母性の研究の道を歩むきっかけとなりました。
65年を経て、変わったこと、変わらなかったことを、「子育て番組」に映し出される母親たちの喜びと涙でたどります。
【語り】柄本明
【出演】丸山桂里奈(元サッカー女子日本代表)、尾木直樹(教育評論家・法政大学名誉教授)、大日向雅美(恵泉女学園大学学長)、高山哲哉アナウンサー
女性プロデューサーが制作した「母たち」の番組「母」の歴史映像とともに振り返ります。ぜひ周りの方にもご共有のほどお願いいたします。

1970年代のコインロッカーベビー事件を契機に母性の研究を始めた大日向雅美氏

1962年放送「田んぼの中のテレビ学級」でテレビを視聴する母親たち
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