Happy New Year 2026!

みなさまは、どんなふうに新年を迎えましたか?

私は友人と一緒に日本のカレーを食べながらカウントダウンをし、そのあと花火を眺めました。
オランダで迎える新年は、毎年とてもにぎやかです。

日本の大晦日といえば、年が明けても静かに響く除夜の鐘。
しんと澄んだ空気の中で、新しい年を迎えるイメージがありますよね。

一方、オランダでは個人が自由に打ち上げ花火を楽しめるため、大晦日の夜になると、街じゅうで花火が一斉に上がります。
空が光り、音が鳴り止まないほどの迫力です。



ベランダから花火を見ると目の前の高さで花火が炸裂します。



こちらに来たばかりの頃は、その光景が珍しく、外に出て見物していました。

マンションの高さ程度しか上がらない花火。

けれど2年、3年と経験するうちに、激しく炸裂する音がまるで戦場のように感じられるようになりました。
しかも夜中の2時を過ぎても終わらないことが多く、正直なところ、眠るのにも一苦労です。

一緒に暮らしているネコも、最初の頃は怖がってベッドの下から出てきませんでした。

最近は少し慣れてきたものの、この時期は多くのペットが強いストレスを感じるそうで、リラックス用の薬を与える飼い主さんもいると聞きます。

今年は花火を怖がらなかったネコ。
よくがんばりました。



さらに心が痛むのが、花火による事故の多さです。
毎年のように花火の事故で手や指を失ったり、視力を失ったりするケースが報告されています。
今年は若い世代を含む2名が亡くなったというニュースもありました。

年が明け、花火が一斉に打ち上がった直後、私の携帯電話には政府から緊急アラームが届きました。
「現在エマージェンシーコールが繋がりにくいです。火事はこちらの番号です。」という内容でした。
さらにその20分後には、私の家の近所にも消防車とパトカーがけたたましく出動していました。

これはもはや“お祝い”の域を超えているのではないか、と感じずにはいられませんでした。

そんな背景もあり、オランダでは2025年を最後に、個人による花火の打ち上げが禁止されるそうです。
その知らせを聞いたとき、私は正直、ほっとしました。
きれいな花火が見られなくなるのは少し寂しいけれど、人々の熱狂は今後も加速していくことが予想されるからです。

社会が不安定なときほど、そのはけ口として花火に向かってしまう――そんな側面もあるのかもしれません。

願わくば、まったく花火をなくすのではなく、
行政が整備した安全な場所で、プロの花火師さんが短時間だけ、美しく特大の花火を打ち上げる。
そんな風になればな、と思います。

できることなら、世界に誇る日本の花火師さんをオランダに招いて、静と動が調和した、心に残る花火を見せてほしいな、なんて夢も膨らみます。

日本の打ち上げ花火が恋しいです。



昨年末にドイツのクリスマスマーケットに行って来ました。
寒かったけど、本場のクリスマスマーケットは綺麗でした。



みなさまにとって、2026年が平和で、心安らぐ、実り多い一年になりますように。

今年もどうぞ、よろしくお願いいたします。

今回も読んでいただき、ありがとうございました。

☆☆☆☆☆☆
Sami
1973年生まれ。Feminist、非典型所属者。
大事なもの:Freedom of Choice
座右の銘:実践あるのみ
猫と幸せに生きています。
自分の居心地のいい場所は自分で作ります。どうぞご一緒に。
☆☆☆☆☆