女の本屋

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『クオータ制の実現をめざす』 WIN WIN編著/ 赤松良子監修

2013.06.14 Fri

アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。一度ページを再読み込みしてみてください.2012年12月の総選挙の結果、日本は、衆議院議員480人中、女性議員はわずか38人、7.9%と低い。

世界190カ国の中での女性議員比率のランキングをみると、日本は163位。なぜこれほど低いのか。

大きな理由のひとつは、選挙制度の中にクオータ制が導入されていないことにある。
クオータとは、4分の1を指す「クォーターQuarter」ではない。「クオータQUOTA」制=割り当て制である。

世界の90カ国以上の国々が、クオータ制の導入によって、経験の異なる女性と男性の意見を政治に汲み上げ、民主主義をよりうまく、より深く機能させようとしている。ちなみに、比例代表にクオータ制を採用していない国は少ないという。

クオータ制の根底には、政治のみならず社会・経済などのあらゆる分野に、埋もれている女性の潜在能力を活かしたいという発想がある。

本書は、女性にも男性にも、また若者からシニア層までを含めて、社会の多様性が活力を生むということを呼びかける一般書であるとともに、国・地方議会や政党関係者には民主政治の基礎的な情報を伝える必読の書となっている。(編著者 WIN WIN)








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タグ:女性政策 / / 女性議員 / 女性の政治参加 / 議会