2010.09.10 Fri
<回答内容について>
菅総理の回答には、「2020年までに30%の指導的地位へ」という文言がありますが、これは、「抽象的だから、もっと具体的な政策を」と昨年のCEDAWにて委員が鋭く質問していた内容です。とはいえ、「第3次男女共同参画基本計画の確実な実効」を約束していただき一歩前進だといえます。
また、意思決定の場への女性の登用、女性の能力の発揮できるためポジテイブアクションの推進、同一価値労働同一賃金の検討(実施にして欲しかった)など、評価できます。
小沢氏は、「クオーター制の導入」をうたい斬新的です。しかし、女性が働き続ける上での、課題、問題点のとらえ方が非常に部分的で、暫定的特別措置への回答になっていません。
回答は双方とも抽象的ですが、政治を担うトップのお二人に、国連・CEDAW勧告のフォローアップ項目の一つにフォーカスしてもらい、回答を戴く事が出来た事は、草の根NGOとしては嬉しい事です。
政治は、自分たちがウオッチして変えていく事が出来るのではないか、と今回実感しました。
目下、マスコミ各位にPR中です。
回答は、WWN のHP(http://wwn- net.org/)にも掲載します。
カテゴリー:ワーキング・ウィメンズ・ネットワーク
タグ:女性政策