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自主避難者の声: 原発事故の避難者たちのいのち綱切らないで!署名のお願い
2015.06.08 Mon
福島から関西への自主避難者の方からの投稿です!
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私は原発事故により、当時小学生の子どもを連れ、福島県福島市より、関西へ自主避難しました。私が住んでいた福島市は、福島第一原子力発電所からは、北西に60キロ離れており、避難指示区域ではありませんでしたが、2011年3月15日、18時40分に、毎時24.24μSvもの、高濃度の放射能汚染が記録されました。通常の600倍です。
そんな中、私が住んでいた地域では、ライフラインが停止し、私は翌日から、水・燃料・食料の調達のため、長時間屋外に出ざるを得ない状況となりました。
まもなくすると、私は連日下痢を起こし、子どもは止まらない鼻血を出すようになり、心身ともに大きな不安を抱えることとなりました。
放射線による人体への影響は、数年から数十年後に引き起こされる「晩発性障害」があると言われています。今は何の症状もなくとも、5年後、10年後にどのような症状に見舞われるかは誰もわかりません。また、放射線による障害は、癌や白血病だけではなく、命の本質であるDNAが破壊される以上、ありとあらゆる障害が予想されます。
そして、放射線障害で最も深刻なのは、そうした遺伝子の損傷が「確実に子孫に受け継がれる」という事です。
このようなことから、生命の危険を察知し、子どもを守りたい一心で自主避難を決めました。
しかし、この避難も簡単にできたわけではありません。放射能の情報を集め、精査し、受け入れ先を探し、子どもや家族を説得し、学校や地域に挨拶をし、荷造りをし、住居を引き払い…これらを1週間の間にひとりで行いました。
ようやく手に入れた避難です。
我が家は避難元の住宅を引き払ったこともあり、たとえ福島が復興されたとしても、避難元に戻ることもできません。
また、避難元である福島市には、ホットスポットと呼ばれる汚染箇所はいまだ点在してますし、そのうえ、除染された汚染土は、住宅の庭や敷地の片隅に山積みされているが現状です。
そもそも避難元である福島市は局所的に高い汚染値があることは、筑波大学のセシウム137広域汚染地図にもありますように一目瞭然です。そこは、チェルノブイリでは、ソ連政府により補償付き任意移住が認められたゾーンと同じレベルの超高濃度汚染エリアとなっていることが分かります。
放射能汚染から長期的に避難することは、安全に暮らすために当然必要なことであり、避難者住宅の居住期限の延長要請は、「普通に健康的に生きる権利」の獲得運動とも感じます。
どうぞみなさま、私たちに力を貸してください。
こどもたちの未来は私たち大人の手にかかっています。
私たち区域外避難者の命綱である住居の「長期的な支援」への賛同と署名をどうぞよろしくお願いします。
◆緊急署名「原発避難者の住宅支援を打ち切らないで! 子を守るために避難した母たちの命づなをきらないで!」
http://www.foejapan.org/energy/action/150517_jutaku.html
福島から関西への自主避難者
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6月いっぱい署名を受け付けています。署名はコチラから!
★緊急署名「原発避難者の住宅支援を打ち切らないで! 子を守るために避難した母たちの命づなをきらないで!」
http://www.foejapan.org/energy/action/150517_jutaku.html
英語・フランス語・ドイツ語もあります。ぜひ海外に広めてください!