エッセイ

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10歳少女の風邪までバッシングさせる「皇室」は、日本女性に必要ですか? Haruna

2012.10.21 Sun

 この13日に学習院初等科の運動会があった。しかし、皇太子夫妻の娘の愛子様は風邪で運動会を休まれた。例年は颯爽と走ったりダンスしたりと楽しまれていたので、ご本人もさぞかし残念だったことだろう。

しかし、このことを報道する週刊誌の鬼畜ぶりには、背筋が寒くなった。

週刊文春:宮内庁記者も思わず絶句 愛子さま「運動会ドタキャン」の余波
週刊新潮:「愛子さま」運動会欠席でも場所取り職員6人の早朝勤務手当
週刊朝日:愛子さま運動会「狂騒曲」

一人の少女の健康状態への心配もなければ、こういう記事を書く事による少女自身の心の痛みへの配慮もない。子どもが風邪をひくのが犯罪だと言わんばかりの扱いである。 社会による児童虐待だとも捉えられる。

ともかく「愛子さま」は目障りだ、なんでもいいからイメージダウンを図れと、どこかから各雑誌社へ司令が行っているように思われてならない。職員を使うのが税金の無駄遣いだというなら、日本国民全体の教育機関である国立大学の附属幼稚園に、特別処置で入園させてもらい、(お茶の水幼稚園は徒歩か公共機関通学が義務なのに)、指定学区外から特別待遇で毎日自動車通学している「悠仁さま」の方が、よほど税金を使っている。

でも、それは批判されない。なぜなら、彼が「男の子」だからである。 皇室に「女の子」として産まれ、しかも、「世継ぎ候補の男の子」よりも運動神経や成績が良いかも知れない、ただ、それだけの理由で、「愛子」という名前の少女は、宮内庁のお墨付きで、マスコミから苛められ続け、イメージダウンを図られ続ける。

そして、その宮内庁の非道の所業を黙認しているのは、男孫だけを連れて、避暑に行ったり船を漕いだりしている「日本の象徴人とその夫人」なのではないだろうか? 彼に耳の奥には、遙か昔「日嗣の皇子が生まれたり」と男児である己の誕生を祝われた時の歌が、まだ響いているのではないだろうか?

こんな酷い男尊女卑の「業」をもった天皇制が、日本統合の象徴で良いのだろうか? そして、日本女性に必要なものなのだろうか? それとも平成皇室だけが、特質的に非人道的なのだろうか?

そして私は、あらゆる「革新系」と言われる女性人権団体に問いたい.

皇族という特別な身分制度内で起きている事だからと、「皇室による愛子さん苛め」を見過ごすことは、「違う文化圏での女性虐待を看過する」のと同じ事ではないのですか? タリバーンが、働いた女性の右手を切るのを見過ごすことと、宮内庁が主導して10歳の少女を誹謗中傷し続けるのを見過ごすことは、同じではないのですか? 「皇族というもの自体が異質だから」という理由で、この状態を見過ごして良いのでしょうか?

そして、現在、日本の政治的な混迷の中でも進められている、「女性宮家についての一般からのパブリックコメント募集」。 以前も書いたが、「女性宮家」はけして対象となる内親王(皇族の子女)達を幸せにするものではなく、一生を「悠仁天皇」という男性にかしづくために捧げ、家族も自由な仕事も持つなと言う、男尊女卑思想を覆い隠すためのトリックでしかない。

皆さまにも、このようなトリックでしかない、「女性宮家」設立には反対の声を届けて頂きたいです。どうぞよろしくお願いします。 パブリックコメント受付はこちら( 12月10日まで)

0 皇族女性の人権を考える会「ひばりに寄せて」 代表 Haruna

http://nagamiya.sakura.ne.jp/

カテゴリー:投稿エッセイ

タグ:天皇 / 皇后 / 皇室 / 皇族 / 皇室典範 / 女性天皇