2015.06.06 Sat
スペインに滞在中の三木草子さんから中西豊子さん宛てに、スペインで一度に3人の女性市長が誕生したことを伝えるメールが届きました。ご本人の了解を得て、ここに転載します。
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三木草子です。
5月24日、スペイン全土(一部を除く)で選挙があり、マドリッド、バルセロナ、バレンシアの市長選で、既成政党ではない、新しい運動から起こった政党の女性候補が当選しました。三大都市の首長が、新政党の女性が当選したことで、スペイン中が湧きました。私もウキウキ。
24Mというのは5月24日(選挙の日)という意味です。たぶん、この大変化に24Mは記念すべき文字になった思います。
すごいですよね。東京、大阪、横浜の市長が全部、左翼新政党の女性が当選したようなものですから。
日本では考えられない。なにしろ、日本の総理は「女性が輝く社会….」などと言いながら、辻元清美議員に「早く質問しろ」とヤジを飛ばすのですから。
安倍総理自身が、日本のマチズモを体現していますね。根強い男尊女卑….
どこの国の総理も、国会でこのような発言はしないでしょう。(すればクビです。)
この選挙結果は4年の運動の結果ですが、それについてはまたおしらせします。
ただ、当選したものの、単独多数ではないので、連立を組まなければならず、とくにバルセロナは独立派も左翼なので、独立派ではないクラウさんには連立が困難な状況にあります。
写真は新聞LA
VANGUARDIA(バルセロナ)とEL
PAIS(全国紙)からです。
1)バルセロナで当選したアダ.クラウ候補。V新聞のみだしは、「ラディカルな変化」。
これはクラウ候補の当選だけでなく、3人の女性市長の誕生、地方議員の新党の進出、既成政党の衰退も意味しています。
V紙、P紙ともトップの写真はクラウ候補です。
2)マドリッドの市長に当選したマヌエラ.
カルメラ候補
写真は全国紙EL PAIS
より。
3)新聞のみだし「バルセロナ、マドリッド、バレンシアに大衝撃;スペインは左翼に方向転換」V紙。
4)投票場となった教会に投票に来た人たちの人の波。P紙
投票で自分の意思を政治に反映しようという意気込みが感じられます。
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