エッセイ アクション

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女たちの集会-バルセロナ 三木草子

2015.06.08 Mon

三木草子です。

忙しい2週間が過ぎました。
女たちの活動の写真をお送りします。説明は写真順です。

 

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 5月19日の「女たちのストライキ」デモ。18時半にバルセロナの観光の中心地、大聖堂前広場に集合、19時半からメインショッピング街をフランスデモ。届出、許可制ですが、すごいですね。
 観光客が写真を撮っていました。
 このデモは、何年も前にアイスランドの女たちが、オフィスから、台所から、出て行ってデモをして国中の仕事をストップさせ、女がいなければ国家は動かないことを示して、その後男女平等を達成させたことにならい、ヨーロッパの各地で毎年、女たちのストライキデモが行われているバルセロナ版です。。ストライキというより、それをアピールするデモですが…。若い女性、学生が主体でした。男性も参加しています。
 ファッション街でしたから、ショーウインドウにペンキの塊を投げつけたり、「これはセクシスト」とマジックで書いたり、過激なグループもいましたが、店のオーナーや店員は黙ってやり過ごすかシャッターを下ろすだけ。怒鳴り声、抗議の声は一切なし。デモの最後列から10メートルぐらい離れて警察の装甲車が4台、ゆっくりついてきていましたが、警察も何もしません。日本だったらすぐ乱闘、警官の出動となるところです。
写真のエプロンには「女の仕事は24時間」。

 

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バルセロナ近郊から参加した魔女姿のグループ。

 

 

 

 

 

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  5月21日、女たちの国際連帯平和集会。
 大聖堂の裏手にある広場で、これも観光の場所で、19時から行われました。バルセロナに住んでいるパレスチナ、ボリビア、インド、ポルトガル、イスラエルなどの女性がその国が抱えている問題を報告、平和へのアピールをしました。平和だけでは不十分、抑圧を同時になくさなければいけない、というのが共通認識でした。最後にペルーの女性歌手がギターの弾き語りで素晴らしいフェミニストの歌を数曲うたい、参加者は自然に手を取り合って輪になり、感動的でした。
 この集会は年配者中心で、人数も多くはありませんでしたが、とても大事な集会だと思いました。

 参考までに、バルセロナは夜9時まで明るいです。

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