2015.03.09 Mon
もう終わったけれど、西武渋谷店で開催していた「NYマダムのおしゃれスナップ展」、圧巻だった。60歳から100歳までの女性が年期の入ったおしゃれを楽しんでいる。もはや男の目を意識なんてしてない。ブランドも流行も関係ない。体型もしわもありのまま。美人かブスかはとっくに超越している。引き算よりは足し算。シックも上品もくそくらえ。ワタシの好きなカッコして何がわるいの?とこれでもか、という堂々たるおしゃれ。会場は若い女性でいっぱい。圧倒されただろう。快哉!を叫びたくなる。
かねてより思っていたがおしゃれにはリテラシーがいる。そのリテラシーの解読能力を男は持たない。だから当然、男の目より同性の目を意識することになる。というよりNYという街がステージになるということだろう。
バアサンはやっぱりおめかししておんもへ出よう!
特別協力の資生堂が「エイジレスに美しく輝く」なんて企画をしていたけれど、これは「エイジレス」でもなく、ましてや「アンチエイジング」でもなく、エイジを重ねたからこその「上級者」プレイ。もとのタイトルが「上級者スタイル」というのもうなづける。
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会場へ行けなかった向きには本が出ている。
アリ・セス・コーエン『Advanced Style ニューヨークで見つけた上級者のおしゃれスナップ』大和書房
映画もこれから全国で上映されるとか。
『アドバンスト・スタイル そのファッションが人生』
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