2015.05.19 Tue
むの たけじ 様
武野 大策 様 2015年5月8日 大治 朋子
『100歳のジャーナリストからきみへ』をお贈り下さり、
ありがとうございました。
とてもよいお顔の写真に、こちらもつい微笑みました。
むのたけじさんは、若い時も今もハンサムでいらっしゃいますね。
私は、60年前(私の13才)にこの本に出会っていれば良かったのに…と悔やまれました。耳の痛いことがたくさんありましたので…。
「怠けるは重い病気だ。きちんと治療しないと命を傷つける」には反省しきり。
この前戴いた(3月29日消印)お手紙に、菅さんの手助けで今、本を作っている…とのことでしたので、菅さんとのお仕事の御茶うけに、久しぶりにヤナギの焼き菓子をお贈りしようと思っていましたが、わたくしの多忙(?)で、ぐずぐずしている間に本が贈られてきてしまい、これは遅れを!と思った次第です。菅さんとの御茶うけには間に合いませんが、遅ればせながらお送りします。
ところで私の多忙だった話をきいていただけますか?
4月12日は海老名は県議会議員定員1の選挙でした。自民男性だけの無風選挙かと思っていましたら、38歳2児の母が告示20日前に出馬表明。
私は「女性を、議会に!」勝手連を友人を誘い立ち上げ(?)ました・・・が選挙のことは、投票以外に経験がない。
・上野千鶴子さんに相談、「あなたが動けば社会が変わる 市民派議員になるための本」を送って下さいました。
・男女共同参画の教授には、女性の議員比率の世界的データーを送ってもらう。
・Mさんは、選挙の後の裁判で大変!と云ってらしたので電話すると、
「電話では話が通らない、今三鷹の事務所にいるからいらっしゃい!」というので急遽三鷹に。選挙の怖さなど伺い、何をしてはいけないなど直接的なアドバイスを受けました。Mさんは秋田横手出身なのですね。
早速、いかに日本の女性議員が少ないかのデーターをいれたパンフをつくり
海老名駅で手渡し、しかし受け取ってくれる人の少ないこと!ガッカリ。
桜の美しい海老名市の住宅を我が家のミリミをおんぶしてポスティング。(いい運動になりました)。告示前日までしかこのような行動はできないのです。
選挙カーも1台きり。神奈川県知事選でも、この広い県内でたった1台きり。
我が町には県知事選の選挙カーはこずじまい。県議員選も2度だけ。これでは選挙が行われているかどうか市民には判らない、投票率の低さに繋がってます。
そんな中3月29日は、上野の桜と「みちのくの仏像展」と夜は新宿での「フクシマを忘れない大講演会」に。その講演会で、「3月30日国会前での川内原発再稼働反対集会がありますので参加よろしくお願いします」のメッセージ。それで30日に出かけました。「今参加しないで、何時するの!」と。130人の参加者。
集会が終り、きれいな桜が咲いていたのを写真に撮ろうと、信号を渡ると、
若いおまわりさんが私のすぐ前に来て「通れません」。「えっ?」。
「通れませんよ」。「なんでですか?」。「デモのパンフを持った人は通れません」。
「なぜ?ここは公道でしょう?パンフ持っているのが駄目なら、リュックにしまいます。これでいいでしょう?」。「でも見てしまったから…」。「デモのパンフ持った人は通れないという条例か法律でもできたの?」。「イエ…」。「じゃあ、何の根拠もないじゃないの。通ります」。「だめです」。「きちんと理由を説明してください」。「上が…」。「上?」。「ええ、じゃあ上に聴きますから、上が駄目といったら通らないですか?」。「いいえ、そういう訳にはいかないわ」。と日陰の方にと躰を右に二歩動かすと、彼はピタッと自分の体を左に二歩。よく見ると、私と若いおまわりさんの距離は50センチ。この若いおまわりさんゆらゆらしているなぁ…と思ったのは、私が右へ左へと動く通りに彼は動く。
私を通せんぼしていたのです。そうしながら彼は上(?)に胸のマイクで話をしている。
「イエ、今は持っていません。桜の花を撮りたいと言っています」。私の方にマイクを向けたような…?カメラ?「いいです、通っても…」。 「普通の主婦のおばあさんが何をするというの?仕事なんでしょうけれど、しっかりしなさい」。
知らなかったけれど、その横断歩道の上には『官邸前』の表示版。
「デモはテロ」と口走った石破や高市の言葉が歩き始めている不気味さを感じ気が重くなった2015年3月30日だったのです。
(この2週間後に屋上にドローンが…。笑っちゃいますよね)
4月12日の県議会議員海老名定員1の選挙結果は、27000票対12000票でした、告示20前での出馬表明での12000票は健闘でした。
私は18日から1週間岩手八幡平松尾山荘に。福島の子どもの保養施設に使えないかといろんな講演会に参加し、NPO法人シャローム災害支援センタースタッフ吉野裕之さんに行きつきました。私が愛する岩手の自然中で、福島の子どもたちが、遊び学ぶ体制が出来、仮設住宅に住まざるを得ない高齢者の方々の保養の場にならないか…と
考え、一度現地を見てもらおうと、福島から3時間半の距離を彼に来てもらいました。
岩手の助っ人たち、八幡平の主でスキーの名手でなんでもできる熊さん、啄木ソムリエの山本玲子さん、元看護師長で現在アンネのバラ栽培の岩崎さん、元県開発公社で現在温泉供給の田中さんをお呼びして吉野さんをお迎え。
パンフレットを5部ほど必要というので集めたら1部6センチほどの厚みに。
八幡平は国立公園。さすが観光地で、子ども向けの学習体験なども多くあることに改めて気づきました。
吉野青年も、昔バイクで来たが、こんなに美しいところだと思わなかった!と。
彼は1m、50cm、10㎝の3点で放射線測定器を持っており(日本で1台しか使われていない)それで測定した福島の保育園の通園路の線量をパソコンで示して、岩手の助っ人たちを、放射線量という(岩手では)新しい情報でパンチ!
1mは大人の生殖器の高さ、50cmは子どもの生殖器、10㎝は幼児の。国の検査は1mと50cmだけ。幼児はしゃがんで遊ぶ、その高さの線量が大切と、彼は独自に測っているのです。4年前に娘と妻は京都に避難。御嬢さんは今年1年生に。
そのお嬢さんが使っていたベビーカーに機材を積んで、頼まれると測定する。
その日は福島と岩手、お互いが新しい発見で有意義な半日となりました。
今回の八幡平は、熊さんの「冷蔵庫が壊れたらしい」という連絡で急遽決定。
冷蔵庫は残念ながら壊れていました。ここの温泉は硫黄ですので20年で4台目。
色彩の美しい九谷焼も釉薬の金属のせいか銀色に変色します。友人にはこの山荘に来る時に宝石の真珠、トルコ石、オパールなどは駄目、銀は黒に変色、と伝えます。
(しかしつけてきた人には「ジップロック」を渡します。)
いつでも、誰でも使用できるように食器や鍋類の整理、棚の整理や掃除で毎日大働きでした。拭き掃除はH2Oというアメリカ生まれの、広い部屋では優れものの掃除機。
18日、盛岡の桜は満開でしたが八幡平松尾は蕾もまだ。庭には雪も残っており発砲スチロールの箱に雪を入れて臨時の冷蔵庫に。結構役に立ちました。
昔の冷蔵庫はそれに近い物で、雪の代わりに氷でした。大策さんはご存知?
25日に帰る頃ようやく松尾の桜に蕾が…。
今回はミリミと二人新幹線できました。犬も年を取ると人間と同じでオシッコが近くなる
のですね。我慢できないとキュンキュンなくので、オシッコシートをWCで広げオシッコ
タイム。5月24日で13才になり、人間でいうと私と同じ年齢。
・5月3日は、横浜臨港パークでの、大江健三郎・澤地久枝・樋口陽一・落合恵子・鎌田慧・山口二郎・雨宮処凛の参加した『憲法集会』に大治とミリミと参加。
・5月6日は、横浜県民センターでの福島原発事故 被ばくと避難 政策の裏側を追う 講師毎日新聞社記者日野行介氏、福島かながわ訴訟団支援の交流会参加。
・5月30日は大阪でのWAN(理事長上野千鶴子さん)のシンポジウムに日帰り参加予定。
・5月31日は県民センターでむのたけじさんの講演ですね、参加の予定です。
その間に衣類の入れ替(3日間かかり物の多さに反省)。庭の花がら摘み・水やりも。
・・・・・結構多忙でしょう?・・・・・
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