『ファシリテーター養成特別研修:米国のグループ支援実践に学ぶ夫・交際相手から暴力(DV)を受けた女性のサポートグループ研修』

【定員に達しました★2016年8月16日】  

グループ支援は重要な社会資源です。DVを受けた女性たちは孤立しがちです。グループでの支援は、同じような経験をした女性たちと語り合うことで、暴力を受けたのは自分だけではない、被害を受けた女性が悪いのではないこと、DVを生み出す社会的構造があることなどに気づいていくためにとても効果的です。このようなグループ支援にはファシリテーションの技術が不可欠です。

しかし、ファシリテーション技術を体系的、実践的に学ぶ場は限られています。特別研修では、ロールプレイや小グループでの演習など参加型のトレーニングを通して、グループの持つ力を体感したり、実践に即したファシリテーション技術をともに学んでいきます。

チラシ http://photovoice.jp/wp-content/uploads/2016/07/2016年ファシリテーター養成特別研修申込書.docx (いずれもダウンロード可)

講師:吉浜美惠子 社会福祉学博士・ミシガン大学大学院教授

日程:1.2016年8月20日(土) 10:00~17:00
   2.2016年8月21日(日) 10:00~17:00
   原則全2日間通しての参加を前提とした研修です。日程調整が困難な方は受講申込書に記載ください。

対象者:DVを受けた女性のグループ支援に関わっている人、および官民相談機関の担当者・管理者、グループ支援に関心がある人(学生歓迎)など   

定員:25名

参加費:40,000円 奨学金制度あり(参加費 30,000円、10人限定)

会場:東京都港区立男女平等センター(リーブラ)学習室C
〒105-0023 東京都港区芝浦1-16-1みなとパーク芝浦 Tel 03-3456-4149
http://www.minatolibra.jp/institution/#access

申込・問い合わせ:「受講申込書」に記入の上、下記の主催団体宛に、メール・fax等でお申し込みください。(電話は問い合わせのみ)
申込締切:7月20日(水)必着 締め切り後の申込は、定員に余裕がある場合は考慮します。
受講通知:受講の可否は、できるだけ早く7月中に連絡します。

主催:申込み:(特非)男女共同参画推進みなと(GEM)http://gem-net.link/   
E-mail:gemevent2016@gmail.com  fax:03-3280-4981
TEL:080-4599-9563 (問合わせのみ)
住所:〒108-0075 東京都港区港南3丁目4番8-1111号

共催:サポートグループ研究会
協力:(特非)フォトボイス・プロジェクト 
後援:(特非)全国シェルターネット 


講師プロフィール 吉浜美惠子 社会福祉学博士 
米国ミシガン大学社会福祉学大学院教授。カリフォルニア州 UCLAにて社会福祉学博士号および修士号取得。カリフォルニア州とミシガン州において、ソーシャルワーカー免許を保持し、臨床経験も豊富。アクション・リサーチを通し、調査研究と市民(女性)運動の融合、政策提言や評価、援助プログラムの拡充に向けての調査研究、実践にたずさわる。 日本においては1992年「夫(恋人)からの暴力」調査研究会を共同設立し、日本で初めてのDV全国調査を実施(調査結果は共著『新版ドメスティック・バイオレンス』有斐閣)。東日本大震災後、被災した女性たちとともに、フォトボイスの手法を使ったグループワークを継続実践している。


用語説明
〇サポートグループ:メンバー間の相互援助や相互交流、およびメンバー自身の持つ対処能力の向上を目的としたグループ。
〇ファシリテーター:グループにおいてメンバーの意見や力を引き出しながら、メンバー同士の話し合いを深める進行役。メンバーが、自分の経験や感情を語ること、自分自身や社会への気づき、メンバー間の相互援助などを促し、グループの力学を利用しながら、メンバーの目標やグループ全体の目的達成をめざす。