久しぶりに「ばってん・うーまん」(長崎)と「SKIP」(名古屋)の2点を収蔵いたしました。

ばってん・うーまんの会は国際婦人年の前夜1973年に誕生、
講演会などで女性の問題に関して知識を深めると同時に、さまざまな形の運動を展開しました。
その活動を記録した会報236冊をまとめた「長崎ばってん・うーまんの会の軌跡」を今年2016年刊行して、
「過激」といわれた会の幕を閉じています。

一方、1993年託児付き講座で知り合った女性4人の意思が
「子育て中も本格的な音楽を味わいたい」という人々のねがいにこたえて
「託児付きイベント企画」をするSKIPに実りました。
そして2016年、20年の活動で得た大きな自信が各自の中に集積されて力に転換、
「私たちNPOを解散します」と高らかに宣言しています。

二つの団体とも自らの活動を振り返った記録集を刊行していますが、当図書館ではその1冊ずつを丁寧に収蔵しました。

女性同士が学び、協力して活動することで、
一人一人の女性が成長していくプロセスがストレートに伝わってきて元気がでてきます。