「ヨーロッパの国々へ行ったら、どこも同じ風景だった」と言い放った友人がいましたが、
決してそんなことはありません!
留学中は西ヨーロッパ中心に旅行しましたが、各々の国に違った魅力、そして文化がありました。
イタリア、スペイン・バルセロナに続き、今回はベルギー旅行についてご紹介したいと思います。
私がベルギーへ渡ったのは、クリスマスシーズンの12月。
首都ブリュッセルの中心地にある大広場、グラン・プラスではイルミネーションが点灯し、
15世紀に建設された世界遺産の市庁舎をはじめ、辺りの歴史的建造物を美しく照らし出していました。

街の一角には、あの有名な小便小僧の像がひっそりと立っています。
私が訪れた時は裸でしたが、季節に合わせた衣装が着せられたり、
時には水ではなくビールが排泄!?されたりするそうです。
実は近くに小便少女もいることが判明。
小便小僧の近くにある細い路地にいますが、鉄格子に入れられ、観光客もまばら。
この待遇の差は、一体どこから生まれたのでしょうか…
ちなみに、小便小僧は17世紀に製作されて以来、ブリュッセル市民に親しまれてきたのに対し、
小便少女が作られたのは1985年とかなり最近のこと。
その存在があまり知られていないのは、仕方ないことなのかもしれません…


ベルギーといえば、チョコレートやワッフル、そしてムール貝の料理やビールがとても有名です。
偶然入ったお店で出される肉・魚料理やデザートはどれも美味しく、ベルギーが美食の国であることを実感しました。
普段ビールはあまり飲まない私ですが、せっかくの機会なので地元のバーへ。
フルーツビールの種類がとても豊富で、どれを頼めばよいのか迷って決められないほど!
店員さんにお勧めを聞き、会話に花を咲かせるのも一人旅ならではの醍醐味です。


アール・ヌーヴォーの素敵な外観に魅せられ、ふらっと立ち寄ったのは楽器博物館。
7000点以上の作品を収容し、世界各国の様々な時代に作成された楽器が展示されています。
オシャレな展示方法にも目を見張りましたが、
オーディオガイドで目の前にある楽器の音を聴くことができるのも、展示物を存分に楽しめる理由の一つでしょう。
音楽・楽器好きの人はもちろん必見ですが、
内装や最上階にあるカフェからの眺望も非常に美しいので、どなたにもお勧めの場所です。


穏やかに過ごすはずのベルギー旅行でしたが、海外旅行につきもののトラブルに再び遭遇!
今回は滞在中に交通ストライキが起きました。
地下鉄やバスを含むすべての交通機関が終日ストップしてしまったため、すべての目的地に徒歩で行くはめに。
しかし、それほど広い街ではないブリュッセルでは、中世の建築物が立ち並ぶ街の景観を味わいながら、のんびりと徒歩で教会や美術館を巡り、最終目的地・EU本部を見学することもできました。
正直、現地に行くまでベルギーに対する印象は薄かったのですが、
街の歴史や文化の奥深さに触れ、お気に入りの国の一つとなりました。(つづく)
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