2017年も残りわずかとなりましたね。本年最後の会員プレゼントとして、次の本をご希望の方1名にさし上げます。

小林エリコ『この地獄を生きるのだ うつ病、生活保護。死ねなかった私が「再生」するまで。』イースト・プレス
  2017年12月発行

 著者は1977年生まれ。短大卒業後、ブラック企業のエロ漫画雑誌の編集に携わったものの、自殺を図り退職。その後精神障害者手帳を取得し、生活保護を受けて暮らす。現在も精神科に通院を続けながら、NPO法人で事務員として働き、漫画家としても活動中。ミニコミ「精神病新聞」を発行。ウェブ上で発表された「宮崎駿に人生を壊された女」が話題となる。同人誌即売会「文学フリマ」で頒布された『生活保護を受けている精神障害者が働くまで(仮)』を大幅に加筆修正した本書が初の著書。(本書の著者プロフィールより)
 
 この紹介文を読むと暗そうな印象を受けるかもしれませんが、そして実際、自殺未遂や精神障害、生活保護をめぐる役所との攻防、貧困生活等々、ハードな場面がいろいろ登場しますが、その中でも「普通に働いて、普通に生きたかった」と願う著者が次第に人や社会とのつながりを取り戻し、新しい生活に踏み出していくさまは、むしろ勇気や元気を与えてくれます。

 この本をご希望の方は、メールの件名に「プレゼント本希望」と書き、本文に希望する本の書名、お名前、住所、メールアドレスまたは電話番号を明記のうえ、npo@wan.or.jp 宛にお送りください。先着順で、発送をもってお返事に代えさせていただきます。


この本のプレゼントは、すでに締め切らせていただきました
 なお、応募は現在NPO法人WANの会員である方に限らせていただきます。