
親は、自分が絶対に正しいと思いこんでいる。
自分の子どもだから、絶対にわかりあえると信じている。
でも、正しさはひとつじゃない。
わかりあえるのも、相手の気持ちを大事にしたときだけだ。それは他人同士のときと同じだ。
わたしは、親に支配されたくない。わたしは、わたしの道を行きたい。(本文より)
この物語の主人公・陽菜子は、中学受験をひかえた小学6年生。完璧主義の母親から、勉強も家の手伝いもするよういわれています。でも、兄はいそがしいからと、手伝いは免除。なぜか、兄の部活の洗濯物も、陽菜子がたたんでいます。
これって不公平じゃない?と思うけれど、うまく母親にいいかえせず、もやもやした気持ちをかかえてすごすある日、陽菜子はふしぎな女の子スージーと出会い、彼女の物と思わしき手帳を拾います。
そこに書かれていた文章に触れ、陽菜子は自分の「いいたいこと」を言葉にしはじめるのです。
母と娘の物語であるとともに、調子はいいけど我関せずの単身赴任の父親、自然に妹をあごで使うようになっている兄など、男性の姿もするどく描かれます。
主人公が自分のいいたいことを言えるようになることで、母親が変わり、周囲も変わっていく。世の中を変えるスタートは、そんな「ちょっとしたこと」なのかもしれない、と勇気をくれる作品です。
慰安婦
貧困・福祉
DV・性暴力・ハラスメント
非婚・結婚・離婚
セクシュアリティ
くらし・生活
身体・健康
リプロ・ヘルス
脱原発
女性政策
憲法・平和
高齢社会
子育て・教育
性表現
LGBT
最終講義
博士論文
研究助成・公募
アート情報
女性運動・グループ
フェミニストカウンセリング
弁護士
女性センター
セレクトニュース
マスコミが騒がないニュース
女の本屋
ブックトーク
シネマラウンジ
ミニコミ図書館
エッセイ
WAN基金
お助け情報
WANマーケット
女と政治をつなぐ
Worldwide WAN
わいわいWAN
女性学講座
上野研究室
原発ゼロの道
動画





