平成最後の月となる2019年4月、上野さん初の語録集
『上野千鶴子のサバイバル語録』の【文庫版】が発行された。
さまざまな困難な状況を乗り越えて、生き延びるため、
女性学・ジェンダー研究のパイオニア、上野さんから
「人生」、「仕事」、「恋愛・結婚」、「家族」、
「ひとり」、「老後」、「女」、「未来」へ向けてのサバイバル語録。
上野さんは東京大学から依頼を受け、
本書の発行と奇しくも時同じくして、
名誉教授として入学式での祝辞を述べられた。
その祝辞には大きな反響があったそうだ。
「頑張っても公正に報われない社会が待っている」と、
東京医科大の不正入試問題、
女子学生と浪人生に差別があったことが発覚したことに触れた。
社会に出ればあからさまな性差別がある。
東京大学も例外ではないと上野さん。
「新入生への祝辞に言うべきこと?」など、
反響を巻き起こしたのだ。
2016年。【単行本】が発行されたときから
3年の月日が流れてもなお、必要とされているサバイバル語録。
社会はそう簡単には変わらない。
「変わらない」のは変わらないだけの理由がある。
変えようと行動しなければ、それまでと同じ時代が横たわる。
「変える」には、まず問題に気付くこと。そこから始まる。
待望の文庫化。文庫版はサイズが小さく場所をとらず、
持ち運びに便利でかつ、一冊の値段もお安い、といいこと尽くし。
以前の単行本をもう読まれている方も、
時を経て経験知が豊かになった現在(いま)にひびく言葉が
見つかることもあるかもしれない。
上野さん自身が生き延びるため、
必要に迫られ身につけた言葉とともに、前を向いて歩いていく。
■ 堀 紀美子 ■
★ウィメンズアクションネットワーク理事長上野千鶴子氏の平成31年度東京大学学部入学式での祝辞(全文)
は、こちら↓↓↓
https://wan.or.jp/article/show/8334
【単行本】の紹介文はこちら↓↓↓
https://wan.or.jp/article/show/6514

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『上野千鶴子のサバイバル語録』
上野千鶴子著
文藝春秋(2019年4月発行)
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