「WAN基金コロナ禍対策女性連帯プロジェクト」では、2020年6月21日、助成第6号として bondプロジェクトに、助成金を振り込みました。

特定非営利活動法人BONDプロジェクトは、
① ドメスティックバイオレンスにより、帰る場所の無い、又は自宅が精神的な拠り所となりえない青少年の保護を行い、
② 社会、家族、友人等に関する人間関係の不信感に対するメンタルケアやカウンセリングを実施し、
③ 問題を抱えた青少年が、就業、生きがい、社会参画できる機会を提供することで、
青少年の健全育成を図ることに寄与することを目的に、2009年に設立した団体です。

従来から、BONDプロジェクトでは虐待、その他家庭問題、生活困窮、暮らす場所がない、自殺念慮、心身の不調、障害、性暴力被害など、様々な困難を抱えた若年女性からの相談に対応してきました。
必要に応じて専門機関や公的機関への同行、シェルターや宿泊所での保護(安全な場所・食事・生活必需品の提供、面談)を行っています。

新型コロナウイルス感染症の流行から、休校要請、外出自粛要請、休業要請を経て、様々な困難を抱えた10代20代の女性たちが抱える困難は増加しています。
そこでBONDプロジェクトでは、感染症対策を取りながら必要な支援に繋ぐ活動をしています。
支援や保護の際の移動に、個室空間で、感染予防の観点からも比較的安全な移動手段である車を使い、人と人との接触を最小限に留めながらの支援を行っておられます。

このような活動に対して、WAN基金運営委員会は敬意をもって助成を決定し、迅速に助成金交付を行いました。

WAN基金では、寄付が集まり次第、次々にこのような「しんどい女性を支援する」女性活動団体に対して、 助成を進めていきます。

コロナ禍で苦しむ女性たちへの支援のため、ご寄付のほうもよろしくお願いします。 ご寄付に関してはこちらからどうぞ