「WAN基金コロナ禍対策女性連帯プロジェクト」では、2020年8月3日、助成第14号として acw2(はたらく女性の全国センター)に、助成金を振り込みました。

acw2(はたらく女性の全国センター)は、はたらく女性の権利を守り、一人ひとりがその人らしく、安心して文化的な生活を営めるように、性差別、暴力や抑圧、搾取のない社会を実現することを目的として、2007年から活動を始めた団体です。

設立当初より、ACW2では毎月5.10.15.20.25日にフリーダイヤルによるホットラインを行い、働く女性からの悩みの相談に応じてきました。

コロナ禍においては、非正規を中心とした女性労働者が様々な苦労を抱えています。
そこで、acw2(はたらく女性の全国センター)では、「コロナ禍をのりこえる、働く女性の全国ホットライン」と銘打って、ホットラインの回線を増やすことで相談の機会を拡充しています。
これにより、非正規雇用で雇い止めに遭った女性労働者や、介護や接客などエッセンシャルワーカーとして働く女性労働者のくらしの安全を守るための相談をより多く受けることができます。

また、相談の質を担保するため、相談員研修を行い、提供する情報を共有できるように工夫しています。
くわえて、ホットラインから見える働く女性の現状を分析した報告書を作成し、広く発信する予定でもあります。

このような活動に対して、WAN基金運営委員会は敬意をもって助成を決定し、迅速に助成金交付を行いました。
WAN基金では、皆様からいただいた寄付を、次々にこのような「しんどい女性を支援する」女性活動団体に対して、 助成を進めています。