「WAN基金コロナ禍対策女性連帯プロジェクト」では、2020年8月18日、助成第16号として しまね性暴力被害者支援センターさひめに、助成金を振り込みました。

しまね性暴力被害者支援センターさひめは、2014年開設された性暴力支援のワンストップセンターです。
さひめでは、産婦人科医療、法的支援、カウンセリングなど女性への総合的支援を提供しています。
被害者一人一人に丁寧に説明し、ご本人自身が納得し選んでもらえる支援を行っています。

新型コロナウイルス感染症のため自粛が要請され、家庭内で家族が長時間一緒にいることやストレスの増加によるDV(家庭内暴力)や性的虐待が増加しています。
一方で、DVや性的虐待を受けても、すぐに対面で相談することは困難で、電話やメールでの相談が必要です。
しまね性暴力被害者支援センターさひめは、DVや性暴力被害を受けた女性に対し、電話・メール相談、婦人科診察・治療、法律相談、カウンセリングを行っていますが、特にコロナウイルス感染症で増加が懸念されるDV、性的虐待等についての相談、支援を強化しています。
支援内容として、さひめでは、初回医療費、法律相談費用3回分、カウンセリング6回分を被害者の負担なしとしております。

このような活動に対して、WAN基金運営委員会は敬意をもって助成を決定し、迅速に助成金交付を行いました。
WAN基金では、皆様からいただいた寄付を、次々にこのような「しんどい女性を支援する」女性活動団体に対して、 助成を進めています。