「WAN基金コロナ禍対策女性連帯プロジェクト」では、2020年9月8日、助成第17号として 特定非営利活動法人いくの学園に、助成金を振り込みました。
いくの学園は1998年3月に設立されました。
設立以来、電話相談とシェルター・ステップハウス、そして退所者支援事業に取り組み、暴力を離れた後の支援の必要性を痛感してきました。
2017年にシェルター退所者を含めて、暴力や虐待等被害による心身の後遺症とともに生きている人が通える生活回復支援事業所を立ち上げました。
しかしながらコロナの影響もあり、生活回復支援事業所を閉所せざるを得なくなっています。が、当事者のニーズがなくなっている訳ではありません。
現在も収入がないなか、利用者の相談や次の通所先を模索するなど支援してきました。
平行して、従来の電話相談は継続しています。
このような活動に対して、WAN基金運営委員会は敬意をもって助成を決定し、迅速に助成金交付を行いました。
WAN基金では、皆様からいただいた寄付を、次々にこのような「しんどい女性を支援する」女性活動団体に対して、 助成を進めています。