Chatterbox展は、4人の女性作家の個展を座談会によって緩やかに繋ぐ展覧会として2020年に始まりました。2回目の今回は、糸数都、中西晴世、湯口萌香、飯沼知寿子の4人による展覧会となります。事前に行われた座談会では、各々が体験した美術教育と時代、ジェンダー、制作や発表などについて率直な言葉で語られました。座談会の記録冊子は展覧会会期中に会場にて配布致します。なお、この冊子はWAN基金から助成を受けております。  コロナ禍における開催ではございますが、美術が人間の営みに欠かせないものという思いの下、謹んでご案内申し上げます。

ChatterboxⅡ―交錯する4人の場面―
2021年8月30日(月)~9月4日
11:30~19:00(最終日~17:00)
ギャラリー檜
http://hinoki.main.jp/info.html

ギャラリー檜B・C
〒104-0031 東京都中央区京橋3-9-9 ウィンド京橋ビル2F
Tel :03-6228-6361(会場・事務所)

ギャラリー檜e・F
〒104-0031 東京都中央区京橋3-9-2 宝国ビル4F
Tel :03-6228-6558(会場)

銀座線京橋駅1番出口より徒歩3分
浅草線宝町駅A4出口より徒歩1分


ギャラリー檜B
湯口萌香「アフターなんとか」
「カワイイ」をテーマに陶磁器による制作をしてきた湯口は今回、飼い猫の死を契機に文化的な死と動物的な死について考えます。


ギャラリー檜C
糸数都「緩やかな瞬間」
白亜地に油彩で描く糸数は「薄く溶いた油絵具を何度も重ねたり消すことにより色彩による新しい空間、空気が誕生する瞬間がスリリング」と語ります。


ギャラリー檜e
中西晴世“Our existence”
生命の循環や展示場所にまつわる題材をテーマとしてきた中西は、座談会を経て女性の存在意義の問い直しという新たなテーマに踏み切ります。絵画・インスタレーションの展示です。


ギャラリー檜F
飯沼知寿子「点に在す」
全てのものが、消失点にいる神から眼差しを向けられるという一点透視図法の構造を用いて、飯沼は男性優位の視線に満ちた社会における自らの生を油彩で描きます。