和光大学GF読書会   関 知恵子

 2014年1月友人に誘われて、渋谷シネパレスで観た『何を恐れる―フェミニズムを生きた女たち』が、井上先生との出会いのきっかけでした。和光大学オープンカレッジ「ぱいでいあ」で、「女性学講座」を担当されていることを知り、さっそく4月から受講することにしました。 その3年前に、還暦を過ぎてから母校の大学院に進んだおり、ジェンダー関連の講義を聴く機会がありましたが、井上先生のお話を先に伺っておけばより理解しやすかったのにと残念に思いました。「ぱいでいあ」での充実した1年間を過ごし、講座終了後「読書会」と「輝女の会」に誘っていただきました。
 2015年から参加したGF読書会は、当時実家の父が入退院を繰り返しており、欠席することが多かったのですが、それからの6年間は「読書会のある木曜日」が日程調整をするときの第一優先順位となりました。鶴川駅からスクールバスに乗って和光大学に通い、帰りは井上先生もご一緒のときが多く、車内での会話も楽しみでした。 先生はお洒落や美味しい食べ物にも興味を持たれて、話題は広範囲にわたりました。 そして私的な事柄に関しても親身になって耳を傾けてくださいました。訃報を知った友人から「とても温厚で控えめ、でも内に強さを秘めた方とお見受けしました」とメールがありましたが、まさにその通りのお人柄でした。
 住居が近かったこともあり、プライベートなお付き合いもさせていただき、最後に対面でお会いできたのは、今年3月末79歳のお誕生日でした。コロナ禍の状況なのですぐにお暇するつもりでしたが、美味しいケーキをご馳走していただき、最後の時間になるとも知らずに、ただ楽しくおしゃべりしていたのでした。
 オンライン読書会での先生の笑顔とご発言の数々が、何かの折にふと思い出されて涙ぐむ日々ですが、井上先生の最晩年をご一緒させていただいた幸運に感謝いたします。
井上先生、これからも優しい微笑みで読書会の様子を見守ってください。

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井上輝子さん追悼 WAN掲載記事 https://wan.or.jp/article/show/9659
みなさまからの追悼のお言葉は以下にも掲載されています。
①https://wan.or.jp/article/show/9660
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