政権から不当な攻撃を受けている日本学術会議の女性会員が総力をあげて刊行しました。
目次をご紹介しましょう。これを見るだけでジェンダー研究の今日的到達点が網羅されているとお感じになるでしょう。
上野も総括で「ジェンダー研究はどこまで来たか?」を論じました。
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発刊によせて 日本学術会議会長 梶田隆章
はじめに 第24期日本学術会議第一部会総合ジェンダー分科会委員長  永瀬伸子
第一部 人文社会科学系におけるジェンダー研究の過去と未来
言語学とジェンダー 森山由紀子
文学とジェンダー 大串尚代
宗教学とジェンダー 川橋範子
ギリシャ哲学とジェンダー平等思想 和泉ちえ
美術史学とジェンダー 天野智香
心理学とジェンダー 青野篤子
法学とジェンダー 池田弘乃
政治学とジェンダー   武田宏子
経済学とジェンダー 永瀬伸子
社会学とジェンダー   江原由美子
 
第二部 人文社会科学におけるジェンダー問題
人文・社会科学領域における男女共同参画 佐藤岩夫
人文社会科学におけるジェンダー問題:学問分野の視点から 仲真紀子
ギース(GEAHSS)の設立と人文社会科学  井野瀬久美恵
研究・教育の場におけるジェンダー平等への思い 室伏きみ子
男性性というジェンダー 伊藤公雄

第三部 現状と未来
1.調査に見る研究者の男女共同参画の現状
『人文社会科学系研究者の男女共同参画実態調査(第1回)』について 永瀬伸子
大学教員の男女差:雇用形態と問題意識 上田貴子
研究者たちの結婚・子育て状況とジェンダー構造 中西祐子
若手のキャリア不安と家族形成 永瀬伸子
男女共同参画の現状についての研究者の認識  滑田明暢
女性研究者の活躍に向けて:ダイバーシティとインクルージョンの視点からの展望 二神枝保
自由記述解答に綴られた研究者たちの声 杉田真衣・滑田明暢
2.未来に向けて
難航する日本の保守的なジェンダー秩序の変化  Karen Shire
ジェンダー研究の地平と多様性 久保(川合)南海子
ジェンダー研究はどこまで来たか?成果と課題  上野千鶴子
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本書をプレゼントします
A6版全322ページ、頒価は1800円、ずっしり読み応えがあります。書店でお求めくださっても購入できますが、上野は共著者のひとりとして余分にいただきましたので、会員限定でプレゼントに提供します。先着10名さま。
ご希望の方は、メールの件名に「本のプレゼント希望」と書いて、書名、お名前、住所、メールアドレスまたは電話番号を明記のうえ、npoアットwan.or.jp 宛にお申込みください(アットを@に変換してください)。
*応募締切り:2022年2月25日
先着順にて、発送をもってお返事に代えさせていただきます。
プレゼントのお申込みは、現在NPO法人WANの会員である方に限らせていただきます。

なお、上記共著者の方で手元にあるextra copyをWANに提供してもよいとお考えの方はご提供ください。
連絡先はこちらへ。infoアットwan.or.jp(アットを@に変換してください)