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美濃やの柿の種 推薦:古久保さくら

2012.08.28 Tue

柿の種は、WANサイトディレクター会議メンバーの共通の大好物です。「酒でカロリーを摂取するため、間食はしない!」と強く決意しているMさんも、柿の種に関しては少々この原則を甘くしているみたいで、WANの会議の席でもポリポリと幸せそうに食しています。柿の種の故郷新潟出身のI委員は、親の介護などで帰省されるたびに本場の柿の種をお土産に買ってきてくれます。
「今度の特集はこういうのはどう?」「原稿はどなたにお願いする?」などなど議論をしながら、ポリポリポリポリ・・・とやっているわけです。

私(ふるくぼさくら)も、柿の種についてはちとウルサイんです。私は、柿ピーというのは邪道だと硬く固く信じておりまして、柿の種はプレーン(?)に限る、ピーナッツは殻付に限る、せめて薄皮つきのものを!と思うのです。

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で、ズバリおススメはこれです。

高校生の頃から実家(東京)の近くの酒屋で買っていて、京都に住むようになってからも実家の両親がときどき二袋づつ送ってくれていたのでした。(おそらくそれ以上一度に送ると腹痛を起こすまで食べ続ける娘を案じていたのだと思われます。)この贈り物は学生時代のみならず、出産後も続いていました。送ってきてもらったときにしか食べられないわけですから、子どもが勝手に食べようものなら私の怒りの暴発が起こるわけです。「それは、母の柿の種です!キミらには100年早いわ」と言いたいところ、それはあまりに子どもの人権無視かと思い、一袋を一人でこっそり食べ、もう一袋を子どもたちと分け合っていたんですよね。私は、原則的には「美味しいものは皆で食べた方がよりお美味しい」と思うのですが、こと、この柿の種に関してはこの理念を身体が裏切ってしまうんです・・・

ところが、2000年代に入り、実家近くの商店街が再開発され、お店がなくなってしまいました。あわてて京都でも探したのですが、扱っているお店をみつけることができなくって、非常に悲しい思いをしていました。
もちろん、お取り寄せという選択肢がなかったわけではありません。この柿の種をホームパーティで出したところ、ある客人が「これはうまい!どこのだ?」と言って、袋の裏にあるメーカーの連絡先を控えて取り寄せたらしいのですから。しかし、自分がお取り寄せをすることには少々抵抗がありました。

私じつは、「柿の種が大好き」の一言がなかなか言えなかったんですよね。トーキョーの女子高生が学校帰りにお小遣いで柿の種を買う図・・・。なんかオシャレじゃないって思いません?だって、だって。あまりにオヤジぽすぎないでしょうか・・・?赤坂見附にある学校からの帰り道、アイスクリームを食すのはいいんですが、「酒屋で柿の種」はどうでしょう?思春期のジェンダー化された女子高生はそう思ったんですね。
ですから、高校生の私は、スイス製チョコレートと一緒に買ったりしていたのです(涙ぐましい努力)。「私はチョコレートが欲しいんだけど、パパのおつまみも買っていってあげるの」的な粉飾をしていたわけです。ま、はっきりいえば、自意識過剰少女ですね。その当時から3倍の年齢になっているわけですが、その自意識過剰はすでに身体化していて、「おとりよせ」という美しいことばと「柿の種」は合わない!と、電話をかけるのを躊躇していたのでした。

というわけで、電話でお取り寄せという選択肢がないなか、あれこれためしてみるのですが、どれもこれもに不満が残り、嘆き悲しんでいたんです。ちなみに買ってきたものは「これじゃないのよー!」と言いつつ、ポリポリポリと美味しくいただきますが・・・

ところが、最近、M-WANを開設するにあたって、楽天からのリンクの張り方を練習するため、楽天ネットサーフィンをしていて見つけたんです!私の愛する「美濃やの柿の種」。
ビバ!ネット社会!って感じです。ネットの世界は匿名社会。あれこれ悩む必要がなくなりました。これでいつでも私の手元には柿の種が・・・しかし、克己心のない私のこと。目の前にあれば食べ続けてしまいそう・・・あまりに好きだからこそ、盆と正月にしか発注しないと、心に決めたのでした。

パンチがあって、あとをひく美味しさ。「やめられないとまらない」状態になってしまうので、克己心に自信がない方には、大袋よりも小さめの袋をつよくお勧めします。






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タグ:くらし・生活 / / 古久保さくら