猫カフェ 五匹の猫@北九州

私が定年退職後、この世を去る前に何か社会にお返ししたいという気持ちで思い立ったのが、人も猫も幸せになれる場所としての「猫カフェ」です。

保護ボランティアさんから猫をお預かりして里親を探すという形の猫カフェ「五匹の猫」を2015年7月1日にスタートしました。



「五匹の猫」の自慢はとびきり可愛い個性的な五匹の猫たちです。

「五匹の猫」には五福があります。すなわち、五つの至福です。  

一 ノリスケにハグされる至福



二 ひめちゃんにちゅーる(猫用おやつ)を差し上げる至福



三 膝に乗って来たチェリーちゃんの極上の毛の手触りを味わう至福



四 遠慮がちに膝に乗るトトちゃんに頭をスリ寄せられる至福



五 ウーロンのタポタポのお腹を思いっきり触る至福



猫カフェ「五匹の猫」の猫たちは様々な生い立ちを持ち 今は保護猫の象徴のような存在になっています。


ただの猫好きのおばさんの私が出会った猫の保護ボランティアさんたち。
誰も頼らず、自費で猫たちを救う人たち。何故かほとんどが女性でした。
自分の生活も厳しい中、猫の医療費で金銭的に行き詰まる人や活動に行き詰まる人もいます。
1人で働きながら30匹の猫の面倒を見ているボランティアさんもいます。
里親を募集しても病気があったり、人馴れしていないため生涯面倒を見ないといけない猫たちもいます。

そういうボランティアさんを金銭的に援助する方法は無いか・・・思いついたのがフォスターチルドレン(開発途上国の子どもたちの就学を援助する活動)の猫版、「キャッツ・ペアレント」です。

キャッツ・ペアレントは猫たちの金銭的養い親となるものです。
1か月3,000円を直接保護主に送金していただきます。
「五匹の猫」は支援してもらいたい猫とキャッツ・ペアレントをつなぎます。
「五匹の猫」がボランティアで事務作業をしますから、支援のお金は丸まま猫に届きます。
「五匹の猫」は1か月に1回、猫の保護主から近況報告と写真をもらい、ポストカードにしてキャッツ・ペアレントにお届けします。



「五匹の猫」はオープンして半年余りですが、キャッツ・ペアレントは19人になりました。
まだまだお客さまも少ない小さな店にとって19人のキャッツ・ペアレントが誕生したことは嬉しい誤算でした。
毎月3,000円を飼ってもいない猫のために使っていただくのは本当にハードルが高いと思います。
保護主さんにとって支援金が有難いのは言うまでもないことですが、孤独な活動の中で、自分を応援してくれる人が居るということがとても大きな支えとなると言われます。

「この猫のことは今まで自分以外誰も気にしていなかったのに今は気にしてくれる人がもう一人居る」という幸せ。
猫を飼うことは出来ないけど、猫と繫がっていたいという方、キャッツ・ペアレントになりませんか?
いつでも始められていつでも止められます。


キャッツ・ぺアレント募集の猫のご紹介


白丸(あきまる)♂の生い立ち
負傷で動物愛護センター収容され治療してもらっていましたが、回復は見られず、殺処分が決定しました。
脊椎損傷で半身麻痺の子、自力排泄もできません。殺処分数時間前、ぎりぎりで保護を決心しました。保護当時は痛みもひどく、ごはんを食べる事もできない状態でした。


ブログ「五匹の猫とパリの風」のキャッツ・ペアレントのページで他の猫を見ることができます。

キャッツ・ペアレントのページ http://gohikinoneko.blogspot.jp/p/blog-page_72.html

お問い合わせ先:猫カフェ「五匹の猫」 093―967-6840

北九州市小倉北区片野新町3-1-12 レ・サンク・シャ1F ■ 馬場桂子 ■