3月6日、越谷市市民活動支援センターで映画「何を怖れる フェミニズムを生きた女たち」の上映と、上野千鶴子さんをお迎えしてのシネマトークが開催されました。

午前・午後2回の上映と、間にトークを挟んだイベントでした。ご参加戴いたのは当日の飛び込み参加7名、スタッフを含めて85名の盛会で、暖かい雰囲気の中、充実したイベントでした。

この上映会は、認定NPO法人ウイメンズアクションネットワーク(WAN)の試写会キャンペーンの一環として、そして私が関わっているNPO法人-女性のスペース「結」の理事さん方の「どうしても上映したい」という熱い想いが結実してのものでした。
結の活動拠点の一つである埼玉越谷の地で、「何を怖れる」の映画と上野さんの暖かく深く鋭く、そして何より私たちの心を揺さぶりエンパワーしてくれる言葉をお届けできたことが本当に嬉しいです。

この映画をご存じの方は決して多くはなかったと思いますが、でも、どうしても、観て、そして知って戴きたかった映画でした。

私たちの先達、女性ゆえの差別や抑圧をはねのけて逞しくそして軽やかに生きてきたステキな女性たちの生き様を、心の糧として刻みつけて欲しかったからです。

14人のフェミニストたちの、後進への力強いメッセージは確かに届きました…その手応えを感じました。男性の参加者が多かったのも、予想外の喜びでした。

映画終了後の上野さんのお話は映画に止まることなく、おそらくご参加の全ての皆さまを励まし力づけて下さったと確信しています。
本音の意見や質問、そして感極まっての言葉が出たのも、やはり上野さんとあの場がそれを受け入れてくれるところであると直感的にご了解戴けていたからだと思いますし、映画がその力を与えてくれたからなのでしょう。

素晴らしいイベントだった、と噛みしめています。

■ 永野 眞理 ■