何の前触れもなく、突然、雨宮まみさんがあちらへいってしまった。
まだまだ一緒に、手を携えて歩きたかった私たちを残したまま。

でも、私たちは忘れない。
あなたが、こじらせていた自分を取り戻し、しっかりその手に掴んでいたことを。
「女子をこじらせている」私たちに手を差しのべ、その背中を押してくれたことを。
そして、苦しさや哀しみの中であなたが紡いでくれた、たくさんの愛おしい言葉たちを。
あなたはこれからもずっと、私たちの中に生き続けていく。

永野眞理