聖マリアンナ医科大学HPより

聖マリアンナ医科大学HPより


性差別にNO! 差別を認めない聖マリアンナ医科大学に抗議する緊急院内集会

 2020 年1 月17 日、聖マリアンナ医科大学は、入学試験における性別等の属性による差別に関する第三者委員会の調査報告書をうけコメントを公表しました。第三者委員会は、詳細な調査結果から、「性別・現浪区分という属性による一律の差別的取扱いが認められる」と結論付けましたが、大学のコメントは「(性別等に基づいて)一律機械的に評価を行ったとは認識しておりませんが、かかる報告を踏まえ、意図的ではないにせよ、属性による評価の差異が生じ、一部受験者の入試結果に影響を及ぼした可能性があったとの認識に至りました」というもので、入試不正を真っ向から否定するものでした。
 今、聖マリアンナ医科大学の対応に多くの人たちから怒りの声が上がっています。同大の入試差別と、それを否定し続ける対応は、日本社会や多くの組織に根強く残る性差別構造を端的に表しています。私たちは構造的な性差別をこの後の社会に残したくありません。受験生なら誰でも試験結果で公平に判断されるべきです。性差別にもの申す!多くの皆様の参加をお待ちしております(予約不要、どなたでも参加できます)。

日時:2020 年2 月12 日(水)18:10〜19:50(17:50開場)

場所:参議院議員会館B1 B109 会議室(地下鉄「永田町」駅1 番出口すぐ、「国会議事堂前」駅1 番出口徒歩5 分)
(17:50より参議院議員会館1 階にて通行証を配布します。係に声をかけてください)

報告:
・聖マリアンナ医科大学の不正入試問題に関する第三者報告と大学コメントについて(佐藤倫子さん、弁護士)
・文部科学省より経緯と今後の対応について(予定)

リレートーク発言予定者: ・角田由紀子さん(弁護士、医学部入試における女性差別対策弁護団)
・河合弘之さん(弁護士、東京医大等差別入試被害弁護団)
・北原みのりさん、井戸まさえさん(東京医大等入試差別問題当事者と支援者の会)
・一般社団法人Voice Up Japan
・小島慶子さん(エッセイスト、東京大学大学院情報学環客員研究員)
・高梨裕之さん(医学部予備校ACE Academy代表)
・対馬ルリ子さん(対馬ルリ子女性ライフクリニック銀座 院長)
・四本裕子さん(東京大学大学院総合文化研究科准教授)
・植山直人さん(全国医師ユニオン代表) ほか多数

主催:「2020.2.12 性差別にNO!差別を認めない聖マリアンナ医科大学に抗議する緊急院内集会」実行委員会

呼びかけ人(2/1時点): 柚木康子(日本女性差別撤廃条約 NGO ネットワーク(JNNC)共同代表世話人)、角田由紀子(弁護士、「医学部入試における女性差別対策弁護団」共同代表)、小島慶子(エッセイスト、東京大学大学院情報学環客員研究員)、中村ひろこ(I(アイ)女性会議事務局長)、浅倉むつ子(早稲田大学名誉教授)、三浦まり(上智大学法学部教授)、草野由貴(日本女性監視機構(JAWW)役員、CSW63メンター)、屋嘉比ふみ子(均等待遇アクション21事務局)、戒能民江(お茶の水女子大学名誉教授)、山口一男(米国シカゴ大学社会学教授、同大学グラハムスクール理事)、西川有理子(一般社団法人 パリテ・アカデミー事務局長)、亀永能布子(女性差別撤廃条約実現アクション事務局長)、上野千鶴子(東京大学名誉教授、ウィメンズアクションネットワーク(WAN)理事長)、千田有紀(武蔵大学社会学部教授)、皆川満寿美(中央学院大学現代教養学部准教授)、禿あや美(跡見学園女子大学マネジメント学部教授)、村尾祐美子(東洋大学社会学部准教授)、内藤忍(独立行政法人労働政策研究・研修機構副主任研究員)