「WAN基金コロナ禍対策女性連帯プロジェクト」では、2020年7月8日、助成第7号として NPO法人子どもセンターぬっくに、助成金を振り込みました。

NPO法人子どもセンターぬっくは、2015年居場所のない子どもたちのための子どもシェルターを運営するために設立されました。

ぬっくは、以下のような思いで運営されています。
家庭に居場所のない子どもは、国が与える特別の保護や援助を受ける権利をもっています(養育請求権。子どもの権利条約20条、憲法13条、25条等)。
子どもは生まれる場所を選べないことから当然の権利といえます。
私たちは、子どもの養育請求権に少しでも応えるため、まずは体を休め、心を癒やせるよう、ごく当たり前の日常生活を保障します。
子どもの思いを中心に、子どもたちの言葉や行動に寄り添います。
私たちだけで抱え込むことなく、関係機関と連携し、できる支援を実践していきます。
そのような中で、子どもたち一人ひとりに、「生きてていいんだよ。」「自分の人生を歩んでいいんだよ。歩む力をもってるんだよ。」「一人で頑張らなくていい。私たちがいつまでも寄り添うよ。」という思いを伝えていきたいと思います。
子どもたちの心がじわじわっとぬくもり、次の一歩を踏み出せるその日まで、ぬっくは子どもたちを包みます。

ぬっくの本拠地である大阪のこどもたちは、児童虐待相談対応、性被害発覚ともに日本一など、深刻な状況にあります。
そのような厳しい状況の中、ぬっくは女子を対象としたシェルターと、自立援助ホームを運営されているのです。

コロナ禍において、シェルターや自立援助ホームの自室にこもることの多くなった女性たちに、
少しでも快適で前向きな生活が可能になるように、支援を続けておられます。

このような活動に対して、WAN基金運営委員会は敬意をもって助成を決定し、迅速に助成金交付を行いました。

WAN基金では、寄付が集まり次第、次々にこのような「しんどい女性を支援する」女性活動団体に対して、 助成を進めていきます。

コロナ禍で苦しむ女性たちへの支援のため、ご寄付のほうもよろしくお願いします。 ご寄付に関してはこちらからどうぞ