(1) 支部活動
オリエンタルランド・ユニオン
① 会社は、2月29日からの休園にともなう休業補償を基本時給の6割とした。6割では手取り5万円。キャスト(非正規)は生活できない。休業補償格差(正社員10割・非正規6割)も問題として10割補償を求めて3月19日、4月9日、要請行動に取り組む。4月15日に会社は「平均賃金の8割」支給をキャストに発信。
② 7月1日再開にあたり、感染対策の徹底を求める「要請書」を会社に提出。同時に6月26日、株主総会にて株主にも同趣旨を訴える行動に取組む。
③ 出演者・ダンサーに対し、9月27日をもっての実質「退職強要」を会社が強行。ダンサーと両親らから「会社から提示された選択肢では辞めるしかない。小さい頃からの夢なので一旦辞めるとしても、ショーやパレード再開の折は優先的に雇うことの確約をほしい。」との要求が多数寄せられた。交渉や要請行動を9月に入り5回行ったが、前進させることができなかった。
④ 2021年4月16日、ダブルワークを余儀なくされている出演者・キャストから、●シフトを2週間以上前に提示してほしい、●シフトをメールなどで発信してほしい(紙媒体で会社に取りに行かなければならない)などの要求があり、会社と交渉。
富士そば労働組合
コロナ禍、雇用調整助成金の不正活用を指示された店長たちが「法律違反はやれない」と嘆願書を会社に提出したことを機に、富士そば労働組合を2020年5月2日に42名(正社員・アルバイト)で結成。正社員・係長や店長たちは平均月200時間をこえる長時間労働をしてきたが、会社が労働時間の改竄と「固定残業制」であるからと残業代はゼロ。アルバイトは有給休暇の自由取得などを要求として6月30日から交渉を重ねたがゼロ回答。●残業代問題については10月30日、11月13日、12月25日に組合員23名が原告となって労働審判を申立て、現在、本訴に移行中。●2021年1月29日には、組合委員長と書記長が懲戒解雇され、解雇撤回を労働審判に申立てる。●雇用調整助成金の不正活用は、11月23日と12月25日に記者会見を行い、社会的問題として発信。2021年2月25日には厚生労働省と交渉。
KLMユニオン
KLM航空の客室乗務員の契約は「3年+2年」となっている。2021年度契約更新を迎える者たちに、会社はコロナを理由に不更新を通告。「+2年」はコロナがなければ継続された慣行ということで、客室乗務員7名がユニオンに加入し会社と4回交渉。現在、一旦契約は切るが、運行再開の折は「最優先」で雇うという「協定書」締結に向けて協議中。
(2)その他
9月5日、なのはなユニオンが事務局となり呼びかけて集まった県下14団体で、「ちばキャラバン」に取り組む。JR柏駅➡JR松戸駅➡JR市川駅➡JR船橋駅➡JR津田沼駅➡JR稲毛駅➡JR千葉駅にて、「今すぐ最低時給1500円!今すぐ同一労働同一賃金!」「派遣にもパートにも休業補償を」など延150人が参加し訴える。チラシ3000枚配布。