カナダ・フランス映画
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『灼熱の魂』 <産む性>としての女の悲劇と<民族紛争> 川口恵子
2011.12.15 Thu
悲劇の全容が明らかになる時、奇跡が――「歌う女」――かつて中東の監獄で、15年間、いかなる非道な拷問にも屈することなく、歌い続け、地獄を生き延びた女闘士がいた。彼女の名は、ナワル。辺境の村で異教徒の男を愛し、子を孕み、「家族の名誉を汚した」と目の前で男を殺された女。産んだ息子は連れ去られ、村から追放された女は、やがて、息子を襲撃で殺…
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