キャリア
相談9 「他人から仕事を嫉妬(と羨望?)を受けて心外です」
2012.09.03 Mon
相談No9 「他人から仕事を嫉妬(と羨望?)を受けて心外です」
40代後半です。勤めていた会社を早期退職し、キャリアカウンセラーの資格を取得しました。その後大学院に進学し、修了直後から大学の非常勤講師の仕事を得て、3年が経過しました。
私としては、身の丈にあったささやかな第二の人生を送っているつもりなのですが、先日かつての友人から「あなたは実力以上に評価されている」と愚痴とも非難ともつかない言葉を聞かされて、何とも釈然としない気持ちになりました。
要は、彼女は私の今の状況(非常勤とはいえ「大学教員」であること)がうらやましいらしいのです。実態は週1コマ教えて月額3万円足らずの仕事です。これのどこか「うらやましい」のか理解に苦しむのですが、あまり頻繁に「あなたは恵まれている」「いい思いをしている」と言われると状況を説明するのがうっとうしくなってきます。
こういう状況をどう考えたらいいのでしょう? ぜひアドバイスを頂ければと思います。
回答
回答9:福沢恵子さん
No.9 回答
質問の中で「かつての友人」とお書きになっていますが、つまりその人は「今は友人ではない」ということですよね?
もし、そうであればあなたはすでにご自身で結論を出しておられます。基本的に「そのような人にはまともに取り合わなくていい」のです。おそらく彼女は「隣の芝生はみな青い」というタイプの方なのではないでしょうか。そもそもご本人に向かって「あなたは実力以上に評価されている」とは何事ですか? よくそんな失礼な物言いができるものです。その時点で「人間性丸見え」だと思いますので、さっさと交流を断つか、疎遠になるようにつとめてよいと思います。
ただ、このようなことは今後も起きるかもしれません。「中年期の危機」という言葉がありますが、これは「社会経験を重ねれば人は円熟してくるとは限らず、むしろ残り時間がだんだん少なくなってくることによる焦燥感や不安を感じることもある」ということを意味しています。あなたのお知り合いは、自分の理想とするキャリア形成をあなたが実現させている(ように見える)ことに嫉妬と羨望を抱いているのかもしれませんが、似たような感覚を持っている人は世の中結構いるものです。
そういう人たちから不要の嫉妬や羨望を受けないためには「プチ不幸」を公開することが一番効果的です。大学の非常勤講師が経済的には決して報われていないこと、大学によってはその控室も必ずしも快適とはいえないことなどを話題に出して、「私はうらやましがられるような存在ではない」ということをさりげなく伝えておくことも必要です。もっとも、一番望ましいのは、そういううっとうしい人たちとはなるべく交流しないことなのですが、それでもどこかで遭遇してしまったら、ぜひこのアドバイスを実行してみてください。
回答者プロフィール
福沢恵子
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