こころ
相談 57:夫に似ている長女を叱りつけてばかりいます
2016.03.08 Tue
3人の子どもを育てています。今、育休中で、なんとなく不安な気持ちがいっぱいで、特に、夫に似ている長女を「性格が悪い」と叱りつけてばかりいます。
本来、自分の性格は明るいはずで、こんなふうではなかったと思いながら、ストレスがたまってくると、長女をまた、叱りつけています。長女に対して、「性格が悪い」とつい、言ってしまうので、そこだけでもなんとかしたいのですが、どうしたらよいでしょうか。
(38歳 神奈川県在住)
回答
回答 57:河野貴代美さん(フェミニストカウンセラー)
短いお便りなので、何を応答すればいいのかいささか困っています。
まず、育休中で、不安定ってどういう精神状態のことですか?戻ったら仕事はちゃんとあるか、仕事についてゆけるか、仲間とは従来同様付き合えるか、など?不安定さが、長女を叱ることに関わっているのですか?あるかもしれませんね。だって長女とはいつもとは違って常時一緒でしょうから。あえて質問にしたのは、この辺りを考えていただきたいと思ったからです。
で、あなたは長女の夫に似ていることが彼女を悪く言う理由だということをご存じですね。だとすれば、根本の問題は夫との関係にあるのではないでしょうか。イライラが募るのも、彼との関係からくる?これにつては、何も書かれていないのでわかりません、と申し上げるしかないのですが。
で、とりあえず私が言えることは、叱った後、ごめんね、と小さな言葉でも独り言でもいいから言ってみること。長女は夫とは違う別人格だと強くご自分に言い聞かせつつ。あとは、育休の期間によりますが、やがて終わり職場に復帰するでしょう。それでまた長女との関係も変わるかもしれませんね。
回答者プロフィール
河野貴代美
アメリカの大学院で心理臨床を学び、日米の精神病院やファミリーサービスセンターでカウンセラーとして勤務。1970年後半にアメリカからフェミニストセラピーという言葉とその実践を持ち込んだ日本で最初のフェミニストカウンセラー。1980年2月 東京に「フェミニストセラピー”なかま”」として初めての民間開業に踏み切り、その後、日本各地でフェミニストカウンセリングルームの開設を援助し、また女性センターの相談員の教育・研修等、フェミニストカウンセリングのパイオニアとして常に第一線で活躍。アフガンのカブール大学教育心理学部でトラウマの授業、メディアのために国際会議の取材等、国際的な活躍をしてきた。著書に『自立の女性学』『フェミニストカウンセリング①②』訳書に『女性と狂気』『バイセクシュアルという生き方』等多数。
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