6月はユトレヒトでプライドパレードがあったので行ってきました。
当日のユトレヒト駅はすごく混雑していて、パレード会場の運河沿いまでも人が途切れることなく歩いていました。
<ユトレヒト駅前>

フェミ友のユセフ君たちと合流した場所は木陰で、
周りは家族連れやお子さんたちもいる和やかな雰囲気のもと、パレードが始まりました。
しばらくすると遠くから大音量の音楽が流れるボートがゆっくりと流れてきました。

次々と流れてくるボートの中には、警察官のフロートもありました。
<警察官のフロート>

それを見て仲間の一人が、
「あの人達は(LGBTQ+)当事者じゃないんじゃないか?ぜんぜんエネルギーを感じないよ。」といっていたので、
もう一度そのフロートを見てから、友人たちの踊る姿を見ると、
確かに警察官のフロートからはあまりエネルギーを感じませんでした。
<運河沿いで踊る友人たち。エネルギーが伝わりますか?>

それでもプライドパレードに警察官が参加しているだけでも素晴らしいと思いました。
しばらくして違うフロートがやってくると仲間の一人が、
「あのフロートは、オランダにいる難民の中で、5歳以上の人には永住権を与えないようにする法案を出している政党だよ。応援しないほうがいいよ、Booを出そう。」といいました。
そんな政党も笑顔でプライドパレードに参加していることに驚きつつ、冷静な目でそのフロートが過ぎ去るのを見ていました。

オランダにも難民、移民を嫌う政党があるのです。
次に別のフロートが流れてくると、仲間の一人がそのフロートに乗っている男性が気に入ったらしく、
船上にいる男性に必死にアピールして、指で大きく何かを書きながら自分の連絡先を伝えていました。
どうやら船上の男性もコンタクト先をキャッチできたらしく、二人はパレード後に落ち合うことになったそうです。

ほんの数分、しかも船上と陸上という距離がありながらコンタクト先を交換できるというゲイ男性コミュニティの情熱と特殊能力には驚きました。
<みんなで記念写真>

パレードは2時間半ほどで終了しました。
踊って笑って疲れたものの、アフターパーティ会場に移動しましたが、そこは足の踏み場もないほどの人であふれかえり、
みんなお酒をたくさん飲んでいるようでしたので、私は長居せず20:00くらいで帰宅しました。
オランダは今22:00くらいまで明るいので、20:00でもまだ昼間のようでした。
8月はAmsterdamのプライドパレードがあります。
あのカオスでクレイジーなプライドパレードにも参加する予定です。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。

いつも遊びたいクッキー
☆☆☆☆☆☆
Sami
1973年生まれ。Feminist、非典型所属者。
群馬→東京→アメリカ・ノースカロライナ州→東京→2021年11月にオランダ移住(いまここ)
大事なもの:Freedom of Choice
座右の銘:実践あるのみ
猫と幸せに生きています。
自分の居心地のいい場所は自分で作ります。どうぞご一緒に。
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