書影

6月に刊行した上野千鶴子・樋口恵子編『史上最悪の介護保険改定?!』がこのたび2刷になりました。 また電子書籍
朗読によるAudible版も配信
が決まりました。

Audibleについてはこちらをご参照ください。
ただいまただいま配信準備中。こちらからご予約になります。

本書の概要については堀紀美子さんによるご投稿をご覧ください。  https://wan.or.jp/article/show/10772
また、上野千鶴子さんと樋口恵子さんの共著『最期はひとり 80歳からの人生のやめどき』(マガジンハウス)でも、本書が紹介されています。

現場から見て今回の介護保険改定案がどれほど「ありえない」ものなのかを切実に訴える本書は、執筆陣のバラエティも魅力です。ケアマネジャー、施設職員、介護NPOの経営者、ホームヘルパーといった介護職だけでなく、「地域のパシリ」を自任する訪問看護師や訪問薬剤師も登場。また、「おむつフィッター」研修を行う福祉用具のプロが、ご本人の状態変化に合わせて用具を変えていくことの大切さ(それゆえにレンタルから買い取りになることは問題が大きい)を語っています。

電子書籍Audible版は、何らかの障がいのある方にとって、よりアクセスしやすくなるのではないかと期待しています。またAudible版は家事をしながらだったり、車を運転しながらだったりでもお聞きいただくことができるでしょう。ただ、改定内容の「最悪さ」がよりリアルに伝わってきて、怒りの炎に油を注ぐことになるかもしれません(?)。

目下、政府はもっと「最悪」な介護保険改定案を検討しています。さらなる改悪案に対抗する瞬発力を身に着けるためにも、ぜひ本書をご一読いただければ幸いです。

https://www.iwanami.co.jp/book/b626364.html