作品写真等、詳細はこちらをご覧ください。
ウェブサイト:https://womenslives.mystrikingly.com/
https://womenslives.mystrikingly.com/artists-and-curator

1.事業名
さいたま国際芸術祭2023市民プロジェクト「創発 in さいたま」
「Women’s Lives 女たちは生きている―病い、老い、死、そして再生」
Art Saitama 2023   Women’s Lives―Disease, Aging, Death and Rebirth
2.会期・開場時間 2023年10月9日(月)〜10月22日(日)/11:00〜18:00
  会期中無休 入場無料
3.会場 さいたま市プラザノース ノースギャラリー
埼玉県さいたま市北区宮原町1-852-1 TEL: 048-653-9255
4.出品作家 8名(50音順)
  一条美由紀ICHIJO Miyuki、菅実花 KAN Mika、岸かおる KISHI Kaoru、
地主麻衣子 JINUSHI Maiko、須惠朋子 SUE Tomoko、本間メイ HOMMA Mei、
松下誠子 MATSUSHITA Seiko、山岡さ希子 YAMAOKA Sakiko

5.キュレーター 小勝禮子 KOKATSU Reiko(美術史・美術批評)

6.主催:さいたま国際芸術祭実行委員会
助成:公益財団法人朝日新聞文化財団

7.趣旨・概要 Statement
全体テーマ「わたしたちWe」を掲げるさいたま国際芸術祭2023の一環として、女性の生活・人生をテーマとして制作する女性アーティスト8人が集結。誰もが人生で直面する病、老い、死、そして誕生、魂の再生といったライフコースを、女性の視点から来館者と共有することとしたい。
今展では、テーマを「女性の生活」に絞っており、人間が生まれてから人生を営み、その生を終えるまでを、女性の視点や立場から表現する作家たちの作品からたどってみたい。
今展の出品作家は30歳代から60歳以上まで年齢層も幅広く、その手法も多岐にわたっている。彼女たちの多様な手法による生命と死をめぐる表現を見ることで、幅広い世代にわたる女性も男性も、自分自身の人生や生活をふりかえる機会になるだろう。特に妊娠や出産、育児という人生のエポックの経験により、キャリアの中断につながりがちな女性の人生を、女性作家たちの表現によって前向きにとらえ直し、ジェンダーの視点から社会意識の変革を目指す。またふだん意識の隅に追いやられている病気や死というネガティブな体験にもアートを通して向き合い、誰にも降りかかることを意識し、魂を慰め身体をケアする、生命の再生への希望を観客と共有して、人々がマイノリティの視点から人生に向き合うことにつながるだろう。
松下誠子は「家、舌、ボクシングのグローブ、羽根」など、象徴的なモノを使って、女性の人生の痛みを浮き上がらせ、一条美由紀は版画や水彩、布などのインスタレーションにより言葉と絵によって中高年女性の日常のつぶやきを掬い上げる。
岸かおるは、精緻に作り上げたビーズで彩られた心臓(再生医療、生命の対価)という造形により、また菅実花は「もしもラブドールが妊娠したら」という衝撃的なテーマの人形写真や亡くなった子供を偲ぶ人形写真で、生命について多角的な視点から見つめ直す。
インドネシアに拠点を置く本間メイは、自身の妊娠と出産の経験のなかで女性の身体の変化やそれを取り巻く日本とインドネシアの社会慣習やシステムについて思いをめぐらす。
地主麻衣子は、「わたしたちは(死んだら)どこへ行くのか」という根源的な問題に向き合い、現代日本における死後のかたちを5つの異なる墓をめぐるストーリーを通じて提起する。
須惠朋子は母を亡くした後で訪れた沖縄、久高島の海に心を癒された体験から、ニライカナイ、神のいる島と呼ばれる久高島の海と空を描き続ける。
山岡さ希子は個人の立場と公共との関係を問うインタビュー映像により、さまざまな人々の声を観客と共有し、観客自身の声も取り込むパフォーマンス型の展示を実践する。
         小勝禮子

8.関連イベント アーティスト・トーク 
出品作家全員による自作についてのリレー・トーク。
10月9日(月)午後2時より 松下誠子、一条美由紀、岸かおる、山岡さ希子
      午後4時より 菅実花、本間メイ、地主麻衣子、須惠朋子
モデレーター:小勝禮子

作品写真等は、以下をご覧ください。
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アクセスにつきましては、以下をご覧ください。
アクセス
https://www.plazanorth.jp/access/access.php
ニューシャトル(駅情報・時刻表)
https://www.new-shuttle.jp/station/

--メディア掲載の情報の一部です↓--
東京新聞埼玉版
「「私たち」へ送るエール 30~70代の女性アーティスト8人 22日までさいたまで展覧会 病や生死、老い…「年齢重ね分かったこと表現」」
https://www.tokyo-np.co.jp/article/283710

ポリタスTV 津田大介のアート探訪 |女性の生活・人生をテーマにした「Women’s Lives 女たちは生きている」展が22日まで開催。キュレーターと作家に見どころを聞く(10/12)
https://youtu.be/402xdQZ90Pk?si=hdYR_JcL0qv7xGYH