
https://fair-labor.ws.hosei.ac.jp/より転載します。
2023年12月9日(土)に第7回公開シンポジウム「地域の課題としての公務非正規問題に取り組む」を対面とオンラインを併用するハイフレックスで開催します。
日時:2023年12月9日(土)14:00〜17:00
会場:法政大学市ヶ谷校舎(大内山校舎Y702教室)及びZoom
〔プログラム〕
講師:瀬山紀子さん(埼玉大学・公務非正規女性全国ネットワーク共同代表)
川村雅則さん(北海学園大学)
司会:惠羅さとみさん(法政大学)
参加費:無料
参加方法:以下の申し込みフォームにご記入ください。
https://forms.gle/ERX7xsdqLaRSwrtt5
〔開催趣旨〕
今回のシンポジウムでは、全国の地方自治体で「公務非正規」として働く人たちの低い労働条件と雇用不安の問題を、重要な地域の課題として取り上げ、大学や市民社会がこの問題にどう取り組んでいけるのかを考える。
地域住民は、自治体からさまざまなサービスを受けて生活している。しかし、そこで働く人たちの雇用身分や労働条件、ジェンダー問題を含む深刻な現状について、必ずしも十分に気に留めてこなかった。しかし、コロナ禍を経て、公共サービスの担い手である”エッセンシャルワーカー”に一時的に光があたった。正規・非正規に関わらず、公共サービスの担い手が安定したサービス提供者としてあり続けることは、地域住民の生活の安定にとって重要な意味を持つ。
このシンポジウムでは、公務非正規の問題を地域の課題として位置づけ、調査活動や情報発信、さまざまな主体との連携を試みてきた研究者・実践者の立場から、基調報告や問題提起をおこなう。そして後半では、大学や市民社会がどのような取り組みができるのか、参加者と共に考えあいたい。
〔講師紹介〕
瀬山紀子さん(埼玉大学・公務非正規女性全国ネットワーク共同代表)
ジェンダー論・「障害」に関わる社会課題についての研究・教育活動に従事。2020年3月まで、約20年間、公立女性関連施設(男女共同参画推進センター)で事業コーディネーターとして勤務。自身の経験から、非正規公務員問題について強い関心を持ち、2021年春から、公務非正規当事者を中心としたゆるやかなネットワーク「公務非正規女性全国ネットワーク(通称:はむねっと)」(https://nrwwu.com/)の立ち上げに関わり、調査や提言、社会的発信を行っている。共編著に『官製ワーキングプアの女性たち あなたを支える人たちのリアル』(岩波ブックレット、2020)、『障害があり女性であること 生活史からみる生きづらさ』(現代書館、2023)がある。
川村雅則さん(北海学園大学)
地方自治体で働く非正規公務員や自治体発注の工事・業務等で働く民間労働者を対象とした調査・研究活動に従事。NPO法人建設政策研究所北海道センター、反貧困ネット北海道のほか、官製ワーキングプア研究会などでも活動。北海道労働情報NAVI(https://roudou-navi.org/)の管理人
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