《「女性支援が“まだ”必要なんですか」に、わたしたちはどう答えるか?―女性支援新法のよりよい運用を考える世田谷区民集会》
・・・開催いたします!!!
今年4月、「困難な問題を抱える女性への支援に関する法律」(通称、女性支援新法)が施行されました。新法第1条では、『女性が日常生活又は社会生活を営むに当たり女性であることにより様々な困難な問題に直面することが多い』旨が明記され、女性たちが抱える困難の背景に、日本社会に根深く残る性差別が存在していることを示しています。これを受け、世田谷区では今年度中に女性支援実施のための基本方針を策定すべく、検討に着手している段階です。
しかし、これまで「子ども・若者」「障がい者」「高齢者」「LGBTQ+」「外国人」などと大きく縦割りでなされてきた公的支援の中に、それぞれ女性だからこそ被ってしまう困難があることへの認知が十分に進んでいるとは言い難い状況です。さらには、当事者である女性たち自身でさえも、自分が抱えている課題が、新法でいうところの“困難な問題”に該当するのか、分からないという人も少なくありません。
そこで私たちは、この集会の開催を通じて以下の2点を目指しています。
①様々な社会課題をジェンダーの視点で捉え直し、この社会で女性たちが直面する困難への解像度を高める
②女性たちが自らの経験を言語化し、再定義することで、私たち自身で新法を“生きた法律”にするために何ができるか、ともに考える
基調講演には、厚生労働省「困難な問題を抱える女性への支援のあり方に関する検討会」の座長を務められ、「困難を抱える女性を支えるQ&A 女性支援法をどう活かすか」の著者でもある、堀千鶴子先生(城西国際大学教授)をお招きし、女性支援新法の意義や自治体に託された役割等についてお話を伺います。
あわせて、若年女性、中高年シングル女性、障がい女性、外国ルーツの女性、性的マイノリティ女性、それぞれの当事者団体・支援団体の皆さんによるリレートークやパネルディスカッションも!多様な団体が一同に会する、大変貴重な機会です。
法律自体は4月に施行されたにもかかわらず、全国的にも自治体の動きの鈍さが際立ち、「法律はできても女性たちの力にならない」状況からどう脱却するか、まさに喫緊の課題です。
それどころか、現場を担う自治体職員からも日々容赦なく突きつけられる「女性支援が “まだ” 必要なんですか」という問いに、わたしたちはどう答えたらいいのか。そして、地域でどんなアクションを起こしていけばいいのか。
世田谷で一緒に考えてみませんか?
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【イベント概要】
●日程:2024年8月26日(月) 18:00開場、18:30スタート、21:00終了
●会場:世田谷区立保健医療福祉総合プラザ「うめとぴあ」研修室C
(〒156-0043 東京都世田谷区松原6-37-10)
※オンライン配信はありません。
●登壇予定者:
・基調講演 堀千鶴子さん(城西国際大学福祉総合学部教授)
・ファシリテーター 佐光正子さん(NPO法人コミュニティ・ネットワーク・ウェーブ理事長)
・リレートーク・パネルディスカッション:
仁藤夢乃さん(一般社団法人Colabo代表理事)
光岡明子さん(NPO法人せたがや福祉サポートセンター(リンク)理事)
村田惠子さん(DPI女性障害者ネットワークメンバー)
山岸素子さん(NPO法人移住者と連帯する全国ネットワーク事務局長)
鳩貝啓美さん(NPO法人レインボーコミュニティcoLLabo代表理事)
●参加費:500円(資料代、当日払い)
●申込方法:参加には事前の申込みが必要です。
以下フォームよりお申し込みください↓
https://forms.gle/uunNjU6crp9VhvAq8
●その他:会場での参加、情報アクセシビリティの保障は最大限対応させていただきます。
(託児あり、手話通訳あり、テキストデータあり、自動翻訳あり他)
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世田谷区民の方はもちろん、区外の方もご参加いただけます。
ぜひぜひ奮ってお申込みください!
※チラシの裏面と英語版データは、こちらのイベント情報ページよりご覧いただけます。
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https://wan.or.jp/calendar/detail/7798
2024.08.09 Fri
カテゴリー:マイアクション / 関連法律・行政情報 / イベント / 集会・イベントレポート
タグ:DV・性暴力・ハラスメント / 女性政策 / DV / 法律