私の体調不良は「夫」が原因? 『夫源病--こんなアタシに誰がした』石蔵文信
2012.08.27 Mon
アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。一度ページを再読み込みしてみてください.女性の更年期障害はもはや国民病として知られ、ホルモン療法、漢方治療や精神療法などさまざまな治療法が紹介されているがどれも決定的ではなく、いつまでたってもその原因究明には至っていない。
核家族化により古来の嫁姑問題のみならず、女性の社会参加が著しくなってきた近年は日常生活にさらなる問題を抱え、30代、40代でも更年期様の症状に悩まされる女性も多く、発症が閉経時期と重なるとは限らない。
女性の更年期障害は閉経後のホルモンバランスの変化が有力な原因とされてはいるが、本当に女性ホルモンだけで更年期症状が説明できるのだろうか?
男性更年期外来の開設以来10年間で約600名の相談に応じてきた著者は、悩める男性はもちろん、その看病をする妻の悩みにも耳を傾けてきた。そこから見えてきたものは男性の何気ない言動や行動に傷つき、不安を抱えながら耐えて家庭を支えている女性の姿であった。当人が辛さに気付き、悪循環を断つことが更年期症状の改善に大きくかかわっている。
本書の目的は豊富な事例にもとづき、女性の更年期障害の本質に迫りながら、もっと楽にやっていける夫婦関係を目指すものであるという。
「良い夫婦を続けなくてもいい」
「夫婦喧嘩を恐れずに」
「プチ別居のススメ」など、
読み進めるとすーっと気が楽になるのは私だけだろうか。
とにかく「夫源病」で悩んでいる方には、ぜひ読んで欲しい1冊である。(momoko)
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