第40回WAN上野ゼミ 書評セッション-木村朗子『その後の震災後文学論』

◆日時:10月4日(木) 18時30分~20時30分

◆場所:武蔵野公会堂

◆コメンテイター:岩川ありさ(いわかわ・ありさ)
 法政大学国際文化学部専任講師。専門は、現代日本文学、クィア批評、トラウマ研究。現代日本文学・文化を中心に、傷ついた経験をいかに語るのか、言語、社会、歴史との関わりから研究している。主な論文に、「どこを見ても記憶がある―多和田葉子『百年の散歩』論」(「新潮」2017年5月号)、「変わり身せよ、無名のもの―多和田葉子『献灯使』論」(「すばる」2018年4月号)など。

◆コメンテイター:藤井貞和(ふじいさだかず)
   ――詩の言葉/口承文学/文学研究の深刻な遭害に向けて、木村朗子『その後の震災後文学論』の〈批評から変われ!〉をどう受けとめるか、考えてみる。」

◆司会:仲井則子

◆概要
不安、崇高、憑在論(オントロジー)で読み解く、未来への文学論。すぎゆく日常のなかで、わたしたちは、震災の何を記憶し、そして何を忘れてしまったのか――。あの日に更新することを余儀なくされた「読み」と「批評」と真摯に向き合い、これからの文学の地平を見通す。(青土社)

◆撮影:宮田光子

その後の震災後文学論

著者:木村朗子

青土社( 2018-01-26 )