法律
相談48:かつて交際していた男性(理事長)にNPOを設立する資金として72万円を出資しました
2017.03.09 Thu
かつて交際していた男性(理事長)にNPOを設立する資金(彼が武術の研修を受ける費用)として72万円を出資しました。
気は進まなかったのですが考える猶予がなく支払ってしまいました。その後やはり大金を支払ってしまったストレスで辛くなり返金を求めました。
何回か返金を求めた時に理事長から会社を恐喝した。通報されたくなければ100万円払え、と言われ、理事長のフィアンセ(現副理事長)の口座に振込みました。
その他理事長が壊したパソコン、携帯電話、防具や社印、本、食費など、恫喝されその度に支払いをしてきました。
2月最後の日曜日に新宿のヨドバシカメラで2台目の23万円のパソコンを怒鳴られながら購入しました。
保証金とポイントは返してくれるという話でしたが2月27日の夜に再びヨドバシカメラにつれて行かれCDレコーダーをポイントで購入をするように命ぜられました。
拒否しましたがしつこいので走って逃げたところ店頭でつかまり、警察に私がCDレコーダーを買う必要があるのか聞こうと言ったところ髪を掴まれ腕も次の日まで痛みが残るほど掴まれ、逃げられないようにされ長い間怒鳴られ続けました。
理事長は都内に富豪女性にマンションをあてがわれて住んでいますが月の収入が4万円です。
慰謝料請求300万円をNPOに対して行いたいのですが。私が今までNPOに対して出費した額は250万円を超えています。
回答
回答48:養父知美さん(弁護士)
文面でみる限り、かって交際していた男性(理事長)個人に対してはともかく、NPO法人に対しての慰謝料請求は難しそうです。あなたに対する男性の言動が、NPO法人を代表しての行為とも、法人理事長としての職務に関連して行われたとも、判断しがたいように思われるからです。
男性から金品を脅し取られた、暴力を振るわれたということであれば、男性に対しての慰謝料請求は可能かと思われます。ただし、男性が「脅してない。」「暴力も振るっていない。」等とシラを切った場合、その証明はあなたの方がする必要があります。
過去はともかく、今後2度と脅しに屈しない、被害にあわないようにすることが肝要だと思います。会うことはもとよりメールや電話も含めて、あなた自身が男性と直接、接触するようなことは避けるべきです。男性に対し、二度とあなたに接触しないよう警告し、それでも接触してきた場合は警察に相談しましょう。男性に慰謝料等を請求する場合も、弁護士に詳しい事情を説明して相談の上、ご自身からではなく弁護士から請求してもらいましょう。
回答者プロフィール
養父知美
とも法律事務所は、知をもって(法律の専門家としての知識をもって)、友として(あなた自身や家族になりかわることはできないけれど、あなたの力になりたいと願う友人として)、共に(ひとりで頑張らないで、ひとまかせにしないで、一緒に)、問題解決をめざす法律事務所です。
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