こころ
相談75:娘が、結婚相手の家や住所を知らせてくれません
2019.09.07 Sat
娘が9月に相手の方の籍に入籍します。ところが、母親の私は相手の方の家も住所も知らされていません。入籍する前に一度伺いたいと何回も伝えていますが、娘も相手の男性も男性の親も、こんな状況を問題ないと何とも思っていません。聞いているのは地名だけですが、家はそう遠くはありません。
こだわっている私(娘の母親)は、娘の彼に文句をつけるうるさい親と思われています。
こんな状況で軽くスルーするのが良い母親なのでしょうか?娘は彼の言われるままになっているように思います。娘自身はそのことに気付いてもいません。
どうぞアドバイスよろしくお願い致します。
回答
回答75:河野貴代美さん(フェミニストカウンセラー)
率直に申し上げて、あなたの訴えがよく見えません。娘の結婚相手(夫)の住所が不明で、それを尋ねても答えてくれない。うるさく聞かないで、黙って受け入れた方がいいのか、という問いですよね?地名だけでは確かに、あのへんだなあ、ぐらいはわかるということでしょうが、住所は知りたいし、知るべきでしょう。これは常識だと思いますが、どうして教えてくれないのでしょうね。
で、ちょっと深読みをしてみました。
①親の住まいであるところに籍をつくるが、そこには住まない。
あなたは夫となる人の実家を教えてもらえないことに怒っている。だがそこに住むわけじゃないし、もし親に挨拶にいくとかいうことならどうでもいいでしょと娘は思っている。
②親の住まいであるところに籍をつくり、親と同居する
それなのに知らせてくれないなんて!こんな非常識なことが平気だなんて、娘は彼のいいなりになっている。そのことがあなたには心配(不満)だ、ということ。
・・・と書いてみても、答えにはなりませんね。たしかに、どちらであるとしてもこういう無視のされ方は不快ですよね。ただ、しばらくは、ようすをみてはいかが?
回答者プロフィール
河野貴代美
アメリカの大学院で心理臨床を学び、日米の精神病院やファミリーサービスセンターでカウンセラーとして勤務。1970年後半にアメリカからフェミニストセラピーという言葉とその実践を持ち込んだ日本で最初のフェミニストカウンセラー。1980年2月 東京に「フェミニストセラピー”なかま”」として初めての民間開業に踏み切り、その後、日本各地でフェミニストカウンセリングルームの開設を援助し、また女性センターの相談員の教育・研修等、フェミニストカウンセリングのパイオニアとして常に第一線で活躍。アフガンのカブール大学教育心理学部でトラウマの授業、メディアのために国際会議の取材等、国際的な活躍をしてきた。著書に『自立の女性学』『フェミニストカウンセリング①②』訳書に『女性と狂気』『バイセクシュアルという生き方』等多数。
タグ:河野貴代美 / フェミニストカウンセリング
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