いよいよ、WAN須藤研究室の第1回目が近づいてきました。
私たちスタッフは、3月の初顔合わせ直後から、計画書の作成、WAN拡大理事会への参加、チラシ作りと初めてのことに戸惑い、バタバタし、そしてワクワクしながら準備を進めています。
さて、本日はそのWAN須藤研究室の担当教授、須藤八千代先生のご紹介です。いつも私たちには、明るく元気、そして時にはグサッと心に突き刺さる一言をいただけるチャーミングな須藤八千代先生。
自己紹介をお願いしたところ、『豊橋から名古屋にむかう電車の座席は前向きに並んでいる。その窓際で本を読む時間は至福のとき。メイ・サートン、内田洋子、 あるいは小川洋子、多和田葉子。吉野せいも忘れない。 女性であることの不安と恍惚、二つ我にあり』と回答してくださいました。
あれ、何されている方?ということで、少し補足を・・・。
須藤先生は、1948年静岡県生まれ。横浜市のソーシャルワーカーとして31年勤務。
その後、横浜婦人母子問題研究会や(財)横浜市女性協会での調査研究活動を通じて女性問題に関わり、
2001年4月~愛知県立大学社会福祉学科教員、2013年退官。愛知県立大学名誉教授となられました。
理論と実践を重ねてきた実績から、2003年の名古屋市男女平等参画推進センターの開設時には相談室の立ち上げに携わり、その他、名古屋市委託の総合相談窓口のあり方研究会座長、相談事業に関する連携と協働のあり方研究会座長、DV被害者支援の総合的あり方研究会座長、名古屋市児童虐待スーパーヴァイザー、東京都婦人保護施設評価委員等、大学教授になられてからも、相談援助の現場にも継続して関わっています。
著書も数多く出版されていますが、私のおススメは、「歩く日―私のフィールドノート」です。先生がソーシャルワーカーとして出会った方々との記録です。須藤八千代というフィルターを通じて出会った方々たちの人生の1ページがとても丁寧に描かれています。須藤先生は毎年1回はフランスに旅行されるそうですが、端々にフランス語のエスプリの効いた言葉がちりばめられ、キラキラした文章が彼らの人生の美しくさと悲しさを際立たせています。
ご紹介した著書は今回の講座とはあまり関係がありませんが、もしご興味あればお手にとってみてください。
さて、こんな須藤研究室ですが、6月3日は須藤八千代先生の他にも素敵なゲストをお迎えします。
お申込みは「sudou-wan@wan.or.jp」まで。
浜松で皆さまとお会いできること楽しみにしています!
2017.05.13 Sat
タグ:女性学 / 女性学講座 / 女性学研究者 / 女性学、メディア、教育、ジェンダー学