2011.06.01 Wed

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わたしのとくべつな場所

訳者など:パトリシア マキサック ジェリー ピンクニー ()

出版社:新日本出版社

 パトリシアももう12歳。今日は「あの場所」へ初めて一人で出かける日です。大丈夫だよ、おばあちゃん。私ちゃんといけるから。  バスは黒人席に座って、公園のベンチは白人専用と書いてあるから、疲れているけど座ってはいけないし、お腹がへったけどレストランは白人専用。でもどうせお金がないから路上スナックですませましょう。話しかけてきた白人の男の子。カワイイ。でも白人のおかあさんは、話しちゃだめだって。  そしていよいよ、「あの場所」。  私は胸を張って入る。だってそこは、黒人も入っていいことになった図書館だから。たくさんのことを学ぶんだ。  それ以前の状況を描いた『ぼくの図書館カード』(ウイリアム・ミラー:文 グレゴリー・クリスティ:絵 斉藤規:訳 新日本出版社 2010)も併せて読んでくださいませ。

カテゴリー:人権 法律 政治 / こども 教育 / ノンフィクション 歴史 / ひこ・田中の、 子どもの本イチオシ

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